感情タグBEST3
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Posted by ブクログ 2011年04月09日
太宰チックっていわれてる本。第33回すばる文学賞受賞作。
世間を上手く渡る兄と淡々と過ごしたい主人公である弟と共通の知人等々がどうしたかっていうと、嫉妬じゃないのようざいのよ何でほっといてくれないのあぁもうキィィー。
彼のちょっと自分本位だけど十分気遣いしてるのに周りからバカにされる、舐められる...続きを読む感はとっても伝わった。
Posted by ブクログ 2012年08月19日
青森八戸
服飾の専門学校を中退し
就職することもなくほぼバイトみたいなもんで生活する亮介
兄の慎平は破天荒で感情的で自由奔放で
農業を継ぐわけでもなく都合のいいようにふらふらしている。
兄の紹介で親方の趣味の延長みたいな
ツリーハウスを建てるのを手伝う日々
兄弟。
同じ腹から...続きを読む生まれてきても、考えも性格もまったく違う。
気が合わない他人となら、簡単に距離を置いて接しなければいいだけなのに
血がつながっているということだけで、簡単にそうもいかなくなる。
いつだってヘリコプターにつるされた「おれ」がやってくる。
もろくて孤独で危うい日々。
暗い話かと思えどそうでもなくて
亮介が親方の娘を送るときに、親方に疑われて怒鳴られるところとか
文字が太字になっていたりでしかもめっちゃ方言でなまってて
どこかぷぷってなるときもある。
終わり方はこんなもんだよねー。