【感想・ネタバレ】古琉球 海洋アジアの輝ける王国のレビュー

ユーザーレビュー

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ 2019年09月09日

海洋アジアに足跡を残す、古琉球の成り立ちから終焉までを、
多彩な史料を読み、検証して、明らかにする。
序論  古琉球から世界史へ
第一章 王国誕生前夜
第二章 冊封体制下の国家形成
第三章 冊封関係と海域交流
第四章 和/琉/漢の文化複合
第五章 王国は滅びたのか
文書、碑文、書簡等の画像豊富。各種...続きを読む地図有り。家譜有り。
引用文献・参考文献有り。
かつては、ヨーロッパの古地図にも記されていた、琉球。
ヤマト(日本)のみならず、中国や朝鮮とも関わりを持ち、
シャムやマラッカ等の東南アジアとも取引をする貿易の中継基地
として、発展しました。
その歴史、かな文字や漢字、異なる宗教をも取り入れる柔軟さ。
神女や女性外交官が活躍した世。そして島津氏との関係。
様々な説や史料を紹介、かつ、考察をし、検証して、
ヤマトとは異なる「古琉球」の全体像を明らかにしています。
それにしても内容の濃いこと・・・年表や索引が無いので、
理解するのは、なかなか困難。再読は必須かも。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年07月26日

世界のネットワークに繋がってた、琉球。大航海時代のヨーロッパから見ると、鎖国を敷いた日本より、琉球国の方が、大きな存在だった。それを現してか、ヨーロッパで作成された世界地図の中で、日本よりも琉球の方がかなり大きく描かれていた。

様々な地域と繋がり、交易をすることで生き延びる戦略は、弱者の闘い方とし...続きを読むて参考になる。小さなベンチャー企業が生き延びるには、ネットワークを張り巡らさなければいけない。

開かれた繋がりという点では、琉球はインターネット的なのかもしれない。さらに、交易を促進するために内部に華人を取り込むなど、多様性やフラットな関係という考え方もある。非常に先進的な考え方を持っていた。

今の時代、インターネットがこれだけ普及してきているが、オープン、フラットといった考え方はまだ十分に浸透していない気がする。企業も人も閉鎖的、階層的な感覚が強い。歴史に学ぶところは多分にある。

このレビューは参考になりましたか?