【感想・ネタバレ】田中角栄とその時代 駕籠に乗る人 担ぐ人のレビュー

あらすじ

人間角栄を語らせたら、著者の右にでるものはいない! 自民党の権力闘争秘史をあるがままに描き出す、超一流のノンフィクション。田中角栄の秘書を23年間務めた著者が、永田町の実態を闊達な文章で描いた日本政治の第一級資料。約30年間にわたって日本政治の主流でありつづけた田中角栄と竹下登、小沢一郎ら田中派の人間たちのあるがままの姿を、エピソードをまじえて活き活きと描く。田中角栄は、なぜロッキード事件直後の総選挙で22万票という驚異的な票数を獲得することができたのか? 目次より●田中角栄に見る人の心の掴み方 ●どう使えば、カネは活きるか? ●帝王学を身につけるための条件 ●影の者・政治家秘書の生きざま ●政治家は仕事の結果で評価される ●権力への階段をどう登るか? 『駕籠に乗る人 担ぐ人』を改題。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

田中角栄の秘書、早坂茂三が描く政治家の本質。内容が非常に簡潔で分かりやすく面白くため、非常に読みやすい。
p.52
選挙の時はにぎり飯に限る。これが一番だ。それを料理屋に上がりこんで、刺身だトンカツだを並べ立て、一時間かけて、取り巻きと昼メシをくってる奴は必ず落ちる。選挙は戦だ。戦の時は昔から、にぎり飯と相場が決まっている。
p.65
戸別訪問3万件、辻説法5万回、これをやれ。
p.80
暇があったら、選挙区に足を伸ばし、すみずみまで歩け。できるだけ選挙民に会って、苦情や注文を聞くことだ。そして、自分の背丈にやった約束をして、一つずつ、地道に実行し、実績を積み上げていくことだ。選挙民から信頼されるには、それしかない。今更のようだが、これが政治家としての仕事のイロハだ。五年、十年、コツコツやっていけば、選挙にも強くなる。世界平和を唱えるのは、それからでも遅くはない。
p.172
終わりよければ、すべてよし。政治家の仕事は、この一言に集約される。
政治家に問われるのは、何かを成した時の動機ではなく、結果である。結果が国民にとってプラスであったか、マイナスであったか、判断評価の基準はそれしかない。動機が個人的、主観的にどれほど純粋、善意であっても、結果が国民にとってマイナスであれば、後世の史家は、その政治家を歴史のクズ籠に入れる。人の評価は棺を覆われた後に定まる。

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2026年02月08日

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