あらすじ
雨の音が聞こえる。冷たい手が伸びる――。アパレル店員として働く朱里には、隠し続ける「あの日」の過去があった。「あの日」が近づき、同じ過去を共有する典子が婚約の報告に訪れた。しかしその一か月後、典子は何者かに殺害されてしまう! 典子を殺したのは誰か。「あの日」に何があったのか。複雑に絡み合う真実の末に潜むのは、衝撃のラスト――!
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Posted by ブクログ
思わせぶりに話は展開するが・・・
最後は、えっ!!ここでつながるの?!って感じ。
文章は読みやすいけど、ひきつけられるーーってほどでもないかな。
機会があればほかの作品も読んでみよう。
Posted by ブクログ
過去の出来事から生まれた冷たい手にずっと苦しめられてきた朱里。苦しんで苦しんで最後の最後にタイトルが沁みてくる。
それにしても狂った人間の考え方には恐怖を抱く。これはトラウマになるし、考え方、行動に影響が出て上手くいかなくなる悪循環が起こるのも無理はない。でも他人事でいられるとは限らない。いつ理不尽な目にあうかは分からない。穏やかな日常を望む。
Posted by ブクログ
中盤まで、主人公が何に怯えているのか、隠しているのか分からないまま、話はしばらく続くが、続きが気になって一気読み。
後半は濃密な展開になる。苦しい展開。
主人公と警察のやりとりは読んでいてイライラするほどのリアルさ。
Posted by ブクログ
著者の作品は初読みでしたが、予想以上に楽しめました。
本作の主人公はアパレルショップで働く朱里。
そんな朱里の職場に訪れてきた典子は婚約した事を報告。
しかし、典子の婚約は元彼からの告白により自ら諦めることに。
典子を心配する朱里。
そんな朱里に届いた典子が殺されたという一報。
事件を追う刑事。
そして朱里、典子に隠された悲しく辛い過去。
徐々に明らかになる真実は思わぬ結論に。
説明
雨の音が聞こえる。冷たい手が伸びる―。アパレル店員として働く朱里には、隠し続ける「あの日」の過去があった。「あの日」が近づき、同じ過去を共有する典子が婚約の報告に訪れた。しかしその一か月後、典子は何者かに殺害されてしまう! 典子を殺したのは誰か。「あの日」に何があったのか。複雑に絡み合う真実の末に潜むのは、衝撃のラスト―!
Posted by ブクログ
んーどうだろ?どうなっていくんだろ?と思っていたら…え?その人?えぇ?その人も?みたいに驚きの連続。
関係者があまりにも近くにいすぎて、いくらなんでもできすぎのような気がするなぁとは思ったけど、作者のミスリードにまんまと引っかかるのは気持ち良かった。
朱里でも典子でも刑事でも、もう少し誰かに入れ込んで読めてたらもっと楽しかったかもなぁ。
Posted by ブクログ
刑事の原田の態度がどうにも苛立たしかった。
なんか怪しいパン屋のおばさんやなとは思ったけどまさかこの人やったとは。。。
朱里と典子は悪いことはしてないと思う。でも本人からしたら深い傷になっているのだろう。
これからは前を向いて朱里に生きていって欲しい。
Posted by ブクログ
主人公:朱里が巻き込まれた過去の事件がどういった事件なのかは中盤で明らかになり、後半は過去と現在のリンクを探していく展開
ストーリー展開から容易に犯人候補は絞られるが、個人的には最後に一捻りあったのは良かった。
水生作品を読んだのは2作目であるが、読みやすい展開の中で一捻りあるので非常に興味がそそられる作家である。
表現される内容はイヤミス要素満載であるが、あまり強引な展開に持っていっていないのも個人的には好感が持てる