【感想・ネタバレ】本能寺の変のレビュー

あらすじ

なぜ、明智光秀は、あのとき、織田信長を討ったのか――古来より数えきれぬほど繰り返し問われてきたこの問いに、本流の歴史学的思考が真っ向から取り組んだ画期的論考が、最新の研究を反映する大幅増補をくわえて文庫化。信長は何と戦い、何に負けたのか。この日本史上最大の政変の核心を衝く試みは、"戦国時代とは/室町幕府とは/日本の中世・近世とは/何か"という根本的な問いへと至る。本格的歴史学研究でありながら、歴史小説・大河ドラマファンも楽しめる、驚きと発見に満ちた知的挑戦!

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Posted by ブクログ

小説含め、本能寺の変の謎解きをした本は数多あるが、本書は最も明解に説明しているのではないか。

将軍義昭の関与、信長政権内での秀吉他との確執等、よく筋が通っている。

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2019年09月02日

Posted by ブクログ

たまたま書店で見つけ、話題性のあるテーマでもあるので買って読んでみた。

著者は日本近世史の研究者で、特に近世国家の成立を専門としているようだ。

著者は本能寺の変について、足利義昭が黒幕であるという立場を取っている。だがそう単純なものではなく、義昭復権に長宗我部元親が絡み、さらには朝廷(すなわち正親町天皇、「麒麟がくる」では玉三郎丈が演じていますね)も関係している。すなわち複数の有力者が関係し、しかもそれぞれの思惑が絡み合うという、複合的な要因により、本能寺の変が起こったと筆者は考えているようである。

もちろん、これは一つの説で、本能寺の変の原因にはいろいろな説があり、はっきりしていないが、これはこれで楽しめた。

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2021年02月16日

Posted by ブクログ

途中からまたちょっと迷子になってしまった。
この手の歴史解説本は苦手かもしれない。

明智が謀反を起こさなかったら、今の世の中はどうなっていたのだろうか、、、
とか考えるのは少し楽しい。

足利義昭が裏で糸をひいていたはなんとなく信憑性が高そう。

本能寺の変は実は信長と義昭の戦いだったのかもしれない。

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2020年10月07日

Posted by ブクログ

学術文庫だがもとが現代新書なのでさくっと読める。要点を押さえていて面白い。著者は四国(長宗我部)と、義昭に注目している。巻末に最近の研究史をまとめてくれていてありがたい。

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2020年07月24日

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