あらすじ
夢の特効薬は、幻なのか? それとも禁断の薬か? 曙医科大学が開発した認知症治療薬「DB-1」は、臨床研究で画期的な成果を上げた。重症患者たちが、ほぼ完全に脳の機能を取り戻したのだ。国際的製薬企業のサニーがいち早く権利獲得に乗り出すが、一人の医師の自殺から浮かび上がったのは、恐るべき計画だった。曙医科大を放逐され、貧乏病院で老医師の代替医として勤める医者探偵・宇賀神晃がその謎に挑む!
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Posted by ブクログ
考えさせられる1冊でした。
認知症が治るけれど、かならず死んでしまう薬があった場合、
認知症の人がいる家族には夢のような薬だが、医師としては殺人の幇助にあたってしまう。。。
一時的に前の状態に戻り、余命を家族と過ごすことで、家族も穏やかな気持ちになると思うし、本人も嬉しいのではないかな?と思った。
個人的には、こんな薬があったら使って欲しいと思ってしった。
考えれば考えるほど、どうしたらいいのかわからない問題だと思う。
新聞記者の美雪さんはちょっとわがままというか失礼すぎて、いらっときた。