あらすじ
流されやすく、いつもセフレ止まりになってしまう美和。彼女の自信の無さの理由とは…? そして、付き合いの長い彼との関係に焦りを感じていた美晴だったけど、7年目の記念日に彼から食事に誘われて一気に浮かれモードに…☆ しかし、記念日当日、まさかの事態が待ち受けていて…! 婚活世代の女子達の、リアルな声を反映し描かれた、共感度満点な婚活奮闘記!
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この巻では女子2人の現在の恋愛模様が描かれており、それぞれ実際にありそうな話なのがとてもリアル。
今回は婚活アプリについて、詳しく説明がされています。
都合のいいやつ
婚活女子のリアルな声を反映させた奮闘記の第三話。
普通に固執するあまり出会いがない沙代は富裕層狙いの茜に誘われて婚活パーティーに参加するが参加している層に気後れして成果はあまり芳しいものではなかった。
その後その時のことを美晴に相談すると彼女はもしかしたら出会い系アプリを始めるかもしれないという。
長年付き合っている彼氏とダラダラ関係を続けるあまりステップアップできそうな雰囲気がないためである。
一方、美和は取引先の男性に連絡先を渡され会った後に関係を持つ。
その後相手からは「誘った自分が言うのもなんだけど簡単にヤレるなんて誰にでもこうなの？」と聞かれた上に上司から美和が取引先の人とホテルに入るところを社員が目撃したと言われクギを刺される。
その後、別の男性から呼び出され都合のいい女として扱われる。
一方美晴も彼氏から久しぶりにデートに誘われたものの行先は炉端焼きの店だったことから限界が来ていつものメンバーにもう彼と続けていくのは無理だと告げる。
恋愛でも友情でも仕事でも相手に「こいつは軽んじても別に反撃してこないし適当に扱ってもいい」という認定を受けると自分の尊厳が削られていくのがどんどんわかる。
だから最初そういう扱いを受けたときにきちんと声を上げることの重要性を改めて感じるお話だった。
シリーズ作品レビュー
