あらすじ
長門守・酒井忠重が、藩主の世子を廃し、自分の子を後継に据えようとした「長門守事件」を題材とした表題作。小藩の武士の世界をその妻の視点からユーモラスに描いた「夢ぞ見し」。街場に暮らす庶民を丁寧な筆致で描いた「春の雪」「夕べの光」「遠い少女」。初期の藤沢作品を堪能できる5つの短篇集。
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Posted by ブクログ
短編集。最後の表題作のみ史実系っぽいやつで、あとはいつもの下級藩士……ではなく、武士ですらない町人もの。
下級藩士の妻が夫に文句を垂れる『夢ぞ見し』が『臆病剣松風』っぽいのだが、若侍の溝江との交流が良かった。
極端に明るいとか暗いとかの話ではなく、小さな波が大きくうねって感じられるような話だったが、『長門守の陰謀』だけ浮いているな。なんで一冊にまとめたんだろう。