あらすじ
俺はね、夢を見たことがないんです。新選組一番隊組長・沖田総司。江戸の一道場の塾頭だった若者は、時代の急流の中で京に上り、幕末随一の剣士となっていく。仲間と語らい、笑い、涙し、人を斬る。なぜ俺は人斬りなのか。自らに問いながら、沖田は最強の男――鬼の正体を探す。著者渾身の、沖田一代記。
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Posted by ブクログ
沖田総司。我々は彼の何に惹かれるのだろう。天賦の才?純粋無垢そうなところ?殺人集団と言われる新選組にありながら、いつも笑顔でお気楽能天気そうなところ?若くして結核に倒れた薄命なところ?
でも、彼は彼なりのものの見方をし、考え、悩み、成長していたのだろう、と思う。
本当に素敵な小説でした。読み終わる前に、『夢の燈影』も購入。『歳三の剣』も買う。解説によると永倉新八視点も執筆中との事!楽しみです。
Posted by ブクログ
単行本の文庫化の再読。
今回、同時に刊行されている「歳三の剣」も同時に読むとさらに深みが増すので、余裕のある方はぜひともそうしていただきたい!
Posted by ブクログ
物語沖田総司。
幕末の数多あった戦いにはスポットライトをあてず、総司の心情でストーリーを展開した話。
沖田総司ファンにはたまらない一冊だと思うが、司馬遼太郎の新撰組から山崎丞が好きになった私としては、もうちょっと山崎をだして欲しかった。