【感想・ネタバレ】縄文時代の歴史のレビュー

あらすじ

われわれの中にも縄文人は生きている!? 近年の発掘調査、および科学的な分析技術の飛躍的な発展により、旧来の縄文像は次々に塗り替えられることになった。最新の知見を元に、最も新しい縄文時代像を明らかにする。縄文ブームの今こそ必読。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

山田先生による縄文時代の概説書。新書サイズで読みやすいうえに章末に参考文献が載せられておりありがたい。
これまでの山田先生の各論がそのまま反映されている印象。改めて分かったこととしては、縄文時代という1万年以上の長さで日本列島全体を覆ってしまうような時代を、単純化することは危険であるし、難しいという事だ。当たり前だが気候の変動も大きいし、人々の適応もケースバイケースだ。戦後歴史学は、貧しく平等な縄文時代を描いたが、山田先生は縄文時代にも階層化社会があったことを強調しておられる。その根拠となる部分は「縄文威信財」を装着する特別な人の存在である。(東京都田端遺跡)
周堤墓 が示す「複雑化した社会」ヒエラルキーかヘテラルキーかは議論が分かれるところ。埼玉県の遺跡がたくさん載っててよかった。(ローカル)デーノタメ遺跡?

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2019年04月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

縄文時代は寒冷期からすでに始まっており、栗林を管理育成していて、ある一定の身分差もあったらしく、弥生時代以前には稲作が始まっていて、いくつかの文化に分けられる、と言う我々が学校で教わったのとは違う縄文時代を説明している一冊。
縄文遺跡は関東・東北・北海道に発達しており、西日本にはあまり多くなく、人口にも偏りがあったと言うのは大変不思議に思われる。これだと縄文文化は東北北部から北海道・関東。中部に広まっていったと言うような疑問が残った。

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2021年11月28日

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