あらすじ
元警察キャリアが書いたリアル告発ノベル!! 文科省局長の収賄や事務次官のスキャンダル、近畿財務局による国有地の不当売却、財務省の公文書改竄とセクハラ地獄、野党幹事長候補のセックス・スキャンダル……こうした事件の裏に蠢いた「最強権力」が、日本の政官界には存在した!? 現在の長期政権のあと、「官邸ポリス」が牛耳る日本は、一体どのような国になるのか?
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Posted by ブクログ
警察組織が官房副長官を中心とした闇の一大勢力になっており、国政を揺るがしかねないスキャンダルを未然に防いだりリークしたりして官邸を影で支えているという小説。
文章もこなれていないし、小説としては山場もなく終わるのだが、それがかえって妙なリアリティを感じさせる。
一応、仮名にはしているが、山尾志桜里には前々から尾行がついていたとか、山口メンバーの事件も、チケット転売屋を取り締まったときにジャニーズ事務所が特別扱いをされていると思われないようにわざとリークしたとか、最近の話題が中心。
他にも福田次官のセクハラ問題(官邸ポリスが裏で動いて問題が長引かないようにテレ朝に事実関係の早期公表を迫った)とか前川次官の援助交際問題(もともと歯に衣着せぬタイプだが事務次官になるのは確実視されていたので前々から弱みを握っておくために尾行がついて行動が見張られていたんだとか)、野田聖子大臣の夫の話題などが扱われている。