【感想・ネタバレ】別れの霊祠 溝猫長屋 祠之怪のレビュー

あらすじ

見習いとして働くため、ついに溝猫長屋を出た忠次たち。

だが、お多恵ちゃんの祠に手を合わせる日々が終わってからも、幽霊を「見る」「聞く」「嗅ぐ」能力は続いたまま。
本来なら下の子たちに引き継がれていくはずなのに――一体なぜ?

さらに、自称「箱入り娘」のお紺にも縁談話が持ち込まれ!?
人の良さそうな質屋と強面で評判の悪い質屋。
お紺の縁談の行方は!?

人気シリーズ、堂々完結!

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Posted by ブクログ

溝猫長屋シリーズ、5作目最終巻。

とうとうこのシリーズも最終巻。正直、最初は皆塵堂シリーズの方が好きだったなぁと思っていたんだけど、今はもう子供たちが愛しくて寂しくなっちゃう。前巻で、お多恵ちゃんの事件が解決し、今作では早々に4人の子供たちがそれぞれ奉公などで長屋を卒業したうえ、猫も野良太郎も先生までもが居なくなって、寂しさ満開だったのに、やっぱり最後はね、そうこなくっちゃ。途中すっかり先生の存在を失念してて、何て美味しい登場の仕方なんだとついニンマリ。ここにきて登場した新キャラもまだまだ活躍出来そうな気配があるし、これで完結と言わず、ぜひ文庫書き下ろしで続けていただきたいものです。

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2021年03月11日

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