あらすじ
「悪霊の国」の王、ラムエルテは、黒騎士団との戦いをやめるため、退位すると言い出す。ギューバッドは、かわりに王となるよう説得されるが……!? ギューバッドが王になることで、戦いは終わるのか?ラムエルテのほんとうのねらいは、なに? そして、メリュジーヌとギューバッドは、「火の国」の魔女学校へ帰ることができるのでしょうか? 「黒魔女の騎士ギューバッド」完結編!
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Posted by ブクログ
前巻の続きだった。
50年ぶりの再会となった、悪霊の国の国王と涙の国の母親。今の悪霊の国の国王は元々涙の国の出身。
黒魔導師が書いていた跡継ぎを他の国から誘拐する際に使っていたリストにそのことが書いてあり、久々の再会のきっかけとなった。
しかし悪霊の国の国王はあっさりと母親と地元で暮らすと言っていたが、本当は違かった。
一時的な悪霊の国の王となったギューバットを殺し、そのことを隠し、自分が戻れば、やっぱり悪霊の国の国王はこの人でないとダメだと、国民に思わせるための作戦だった。
そのことをあらかじめ気づいたギューバットたちは、作戦を立て、悪霊の国の国王を懲らしめることに成功した。あくまでも、生け捕りなため、多分悪霊の国の国王は懲りないだろうと、ギューバット達は思った。
それでも一件落着したギューバット達。ギューバットの素質を見込んで、涙の国から女王にならないかと推薦されたメリュジーヌと相談の上、ギューバットは、涙の国の女王となり、メリュジーヌは、火の国の王立魔女学校の校長となるために、教育実習生の身となって働く物語だった。
意外な結末となって驚いた。