あらすじ
【電子書籍にはカバーイラストを特典として収録】第一王子テオドールと婚約した公爵令嬢クリスティナ。だが結婚式直前、彼は侍女と駆け落ちをしてしまう。体面を保つ、それだけのためにクリスティナは第二王子イザークに嫁ぐ。容姿も性格もテオドールと正反対のイザークにクリスティナは戸惑うが、 彼なりの優しさや国を思う気持ちを知り、戸惑いは恋に変わってゆく。イザークもまたクリスティナの聡明さを愛するようになり……。
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お人形の様な令嬢
お人形の様な令嬢が段々と感情が表に出せるようになる様子が良かったです。それを引き出したのが第一印象が良くなかったお相手で、相手の印象も少しずつ変わっていくのが良かったです。それにしても、第一王子は身勝手すぎやしないか?と思いました。
心地よいおはなし
ヒロインが淡々とまるで人ごとのように語るところからスッと引き込まれていきました。
ある意味道具として育てられてきたヒロインが、結婚を機に少しづつ変化していきます。
その様子を共に感じられるお話はとても心地よかったです。
彼女の想う未来が優しくて、また少しづつ近づいていくので、幸せな気持ちにもなれました。
ヒロインのクリスティナが健気で可愛いし、きちんとヒーローを支えていく気概のある人で素敵だなと思った。出てくる人たち皆良い人で、きちんと言葉を交わし、理解し合える関係なのが良かった。
ヒロインが素敵
大変知的なヒロインでした。王子妃になるためには政治的な事は何も知らない方が良いとの父親の考えで、人形の様に何も知らずに育てられたようですが、元々頭が良く、ヒーローと関わる事でどんどん素敵な魅力的な女性になっていきました。その場その場で考えて最適な行動が取れるヒロインでした。この作者さんが描かれるヒロインはいつも素敵で読むのが楽しいです。
結婚してから、成熟した大人として成長していく王子妃が素敵でした。登場人物が、皆いい人だったので、気持ち良く読めました。
ただ、王子の出奔は、あり得なささすぎ、では?
まあまあ
婚約者である兄王子が失踪し、急遽弟王子と結婚してしまうヒロイン。兄と違い粗野な弟に振り回されながら成長していくヒロインといった話。ヒロインもヒーローも悪くないんだけど、なんかイマイチ盛り上がりが……。でもまぁ、サラッと読めるのでそれなりに楽しめます。