あらすじ
深夜、ロスの展望台で発見された男の射殺体。後頭部に二発。怨恨か処刑か――。殺人事件特捜班での初仕事に意気込むボッシュだが、テロリストが関与している可能性が浮上。FBIの捜査介入に阻まれながらも、ボッシュはひたすら犯人を追う。十二時間の緊迫の捜査を描く、スピード感溢れる傑作サスペンス。
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Posted by ブクログ
「エコーパーク」の失敗から、再び事件にカムバックしたボッシュの活躍を描く。
ところが、今回は連載小説用に描かれているためにかなりテンポが速い。しかもテロ絡み?と言うことで、あたかも「24」のような物語の展開。
ただ意外と読み慣れてくると奥さんが狙った殺人と言うオチが分かってくる。それがFBI捜査官と組んで、というのは分からなかったけど。
エレノアとヨリをもどしそうな気配もあるけど、ボッシュも50代後半。今後はどうなるかな?
シリーズでは毛色の変わった、番外編と言うような趣の一作。
Posted by ブクログ
国際的なテロリストを扱う刑事ミステリーは、
一歩間違うと、風呂敷を広げすぎてリアリティを失うきらいがあるが、
その点、この本はうまくまとめてある。
解説によると、字数制限があったとのことだが、
そのせいか、このシリーズにしては、
ちょっとストーリーが急転直下すぎるかな。
Posted by ブクログ
展望台 射殺死体 殺人事件特捜班 初仕事 放射性物質 テロリスト? FBI レイチェルとの再会 棄てられた?セシウム発見 真相 射殺
Posted by ブクログ
ハリー・ボッシュシリーズの中でもかなり趣きの変わった一編。元々新聞紙の日曜版に連載されていたということで、テレビドラマの『24 TWENTY FOUR』のような感じの構成である。その分、これまでのような重厚さを感じられず、面白いのだけれど物足りなさも残る。
放射性物質強盗事件を追い掛けるボッシュとFBIとの駆け引きは、いつもながらの我流を崩さない突っ張り合いで繰り広げられる。前作でボッシュから離れたレイチェルの再登場が嬉しく、捜査と共に彼らの関係も興味深く映る。
Posted by ブクログ
スピーディな展開と名推理、相変わらずのボッシュ節で安心する。
が、いつものように長編でない分、物足りなさも少しあった。
エコー・パークのほうが読み応えはあったとはいうものの、量は少なくともきっちりまとまっているところはさすが!