【感想・ネタバレ】七月に流れる花のレビュー

あらすじ

坂道と石段と石垣が多い町、夏流に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城―夏流城での林間学校への招待状が残されていた。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

(2021.10)
いつも私の本の世界を広げてくれる司書さんからオススメされた本。
大事に読み始めてみた。

ホラーなの?
えっ?処理? え?苦手なホラー?

とドキドキハラハラして読みすすめて
最後には、あーそーゆーことかぁ〜と、ストンと落ちた。
短い割には読み応えがあって、城の雰囲気も花の美しさと情景がとてつもなくキレイで、切なくもあるけど読んだあとに浸ってしまった。良い本に出会えて、そんなきっかけを作ってくれた司書さんにまた感謝だな〜❤

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2021年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何も説明されないまま連れてこられた林間学校、奇妙な「夏の人」の存在、流れてくる花を数える仕事、3回鐘が鳴ったときにはお地蔵さんの所へ行かなくてはならない義務...現実離れした描写とシチュエーションからてっきりリドル・ストーリー系かなと思っていたが、ラストにかけてキチンと折りたたんでくれた。この辺はベストセラー作家としての実力を感じる。初めの方は情報量が少ないこともあり「こんなもんかな」と読み進めていたが、予想だにしない展開になったこともあり読後感はかなり切なかった。夏になったらもう一度読み返したい。それにしても亜季代ちゃんしんどいとてもしんどい。

0
2019年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

話の内容は短くて、読みやすい。
短い割には読み応えもあった。冷や汗が出るようなお話かと思えば
ちゃんと現実話で、そういうことね〜という感じ。
サクッと読めて、ちょっと気分転換になったかな。
恩田陸さんの本を読んだ、という満足感がある短編でした。

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2021年07月18日

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