あらすじ
とてつもなく大きな橋を支える巨大コンクリートの塊の中に、国家機密とされるシェルタがあった。現代の最高技術で造られたこの密室に滞在することになった六人が、一人ずつ、殺される。痺れるような緊張感の中、最後に残った二人。そして世界が反転する――。謎、恐怖、驚愕。すべてが圧倒的な傑作長編ミステリィ。
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Posted by ブクログ
ついつい寝ずに読んでしまう作品です。
続きが気になっちゃって夜な夜な最後まで読み進めて、結局、分からず、再読したり、検索したりと時間のかかる作品です。
で、結局、自分の中ではこの結論にしよう。その方がみんなが幸せだしね。と着地させるような作品です。
いくつかの解釈が残り、明確な一つの答えが提示されませんが、そこが良いです。余韻を楽しみつつ、いろいろと妄想を膨らませられる良い本でございました。
Posted by ブクログ
A大橋のアンカレイジが崩壊した時、アンカレイジで4人の殺人事件が起こります。天才とその助手ふたりにそっくりな弟妹の災難。難しくて相対性理論の引用はわかりませんでした。なんだか不思議なお話でした。
Posted by ブクログ
章ごとに話者が勅使河原と森島とで、入れ替わる構成。
橋の構造。
振り子のズレ方向。
外部侵入者が居ない場合、勅使河原パート、森島パートで「嘘」が書かれていないならば、犯人が居ないことになる。
これらから、バルブが二つあることを導き出せたか……と言われると自分には無理でした。
最後の宮原パートが混乱しますね。
で、結局、四重人格オチなのか、超法規的な力で以て戸籍を変えたオチなのか、どっち?!
Posted by ブクログ
久しぶりの森博嗣作品。
長いのに読みやすくて面白くて一気読みしたけど、話は難しい。
でも好き。
20年以上前に書かれてるのに、今読んでも近未来感溢れてる話。
A海峡大橋の柱の中に作られた核シェルターで起こる連続殺人。
被害者が握る2つの玉。
冒頭で明かされる入れ替わりの主人公達。
物凄いスケールの大きい解決編が描かれたかと思ったら、急転直下の結末に理解が追いつかず、思わずもう一度最初から読み直した。
それでもすっきりはわからないのだけど、それもまた森博嗣作品の面白さだと思う。
読んだ後に様々な考察を見て妄想を広げるのも楽しかった。
そんな余韻が半端ない話でした。
Posted by ブクログ
森博嗣が好き、かつ章立てがいかにもおしゃれで購入しました。さすがのトリックで安定的におもしろかったです。最後の最後、解釈の余地も絶妙。
Posted by ブクログ
初めての森博嗣さんでした
そして二人だけになったというタイトルと、Until Death Do Us Part(死がふたりを分つまで)というのは最後まで読んでなるほど~となりました
勅使河原(弟)が初めて現れたのは1章-1の出だしにあるように3年前の夏?
森島姉妹、特に姉の方はアシスタントということだから弟より前からいたのだろうか?
そもそも何が原因なのだろう、天才ゆえの葛藤とかかな?
色々分からないことが多すぎるので、考察サイト読んで再読決定です
各章のタイトルと、各章冒頭の難しい文章は意味不明です
出典を見て相対性理論と知ったけど、????という感じでした
ちょっとよく分からない…
Posted by ブクログ
「うまく感想が思いつかない」が正直な感想
結局どこまでが妄想で、どこまでが真実なのかわからないし、どれが嘘で、どれが本当なのかもわからない
自分なりに無理やり解釈するのならば、多重人格者である主人公のなかの人格の2つが恋に落ち、その2人が幸せになるための物語なのかなと、、
結局主人格は誰だったのかはわからないけど、副題の死が2人を分かつまでという言葉がこれほどまでにぴったりな2人はいないだろうなと
同じ体の中にいる2人だから、言葉通り死ぬまで一生一緒だからな〜〜〜
むずかし、、、
Posted by ブクログ
最初から多重人格と疑ってたが、まさかそこまでどは思わなかった。書き方とかは四季・春に似てたような感じ。そしてやはり先生の殺人に動機とかどうでもいいのか。。。