【感想・ネタバレ】QJKJQのレビュー

あらすじ

女子高生の市野亜李亜は、猟奇殺人鬼の一家で生まれ育った。父は血を抜いて人を殺し、母は撲殺、兄は噛みついて失血させ、亜李亜はスタッグナイフで刺し殺す。それでも、猟奇殺人の秘密をお互いに共有しながら、郊外の家でひっそりと暮らしていた。ところがある日、兄が部屋で殺されているのを亜李亜は発見する。もちろん警察は呼べない。そして翌日には母がいなくなった。亜李亜は残った父親に疑いの目を向けるが……。

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Posted by ブクログ

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佐藤究作品の中でも特にミステリ要素が強い話。いわゆる信頼できない語り手の作品で主人公は記憶障害と認知障害を抱えていると思われる。ありがちな叙述トリックかと思いきや後半怒涛の勢いで展開する『殺人学』に圧倒される。どれだけ突飛な世界観や物語でも説得力のある文章の強さが好き。

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2025年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ああああああ
油断してました。

ただの殺人一家のミステリーだと思って読んだら、膨大な殺人描写と知識、入り交じる現実と幻想、圧倒的描写力、それでいて伏線とネタばらし(?)までもが完璧に行われるという最強の小説だった。
特に擬音を使った不穏感の演出がすごい。
いい読書体験だった。

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2024年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

家族全員が殺し屋設定という時点で中二病溢れるラノベ的な感じかと思ったら全くそんなことはなく、パン切り包丁を境にどんどん不思議な世界に迷い込んで救いがなくなっていくのが非常によかった

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2025年05月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半すごく引き込まれて謎解きに必死だったが、後半以降の種明かしでは想像以上の壮大さに一瞬困惑してしまった。一度ではなく何度も読んで腑に落ちるのかなと感じた。
理解しきれなかった仕掛け(?)について作者と語りたい!

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2024年12月25日

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