【感想・ネタバレ】メーラーデーモンの戦慄のレビュー

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Posted by ブクログ

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このシリーズここまでエロミスで引っ張れるのはさすが。シリーズ内外の既刊本とのリンクがあって読者サービス満点。文字化けの件とかTwitterのつぶやきとか、ニヤッとさせられる。張られた伏線もガッツリ回収されてスッキリする着地。

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2019年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 かなり呆れた『双蛇密室』に続く、上木らいちシリーズの新刊が届けられた。何だかんだで気になるこのシリーズ。今回も呆れさせてくれるのか。

 ミステリ界屈指の曲者である早坂吝さんだが、ドローンやAIなど、最新の技術トレンドを取り入れる柔軟性は、特筆すべきだろう。そんな早坂さんであるから、このようなネタの料理はお手の物。どのようなネタかは伏せておく。

 前作の事件でショックを受けた藍川は、警視庁を長期休職し、自分探しの旅に出る。たどり着いたその館は…こんなところであの作品と繋がっていたとは。それはともかく、藍川不在の中、連続殺人事件が世間を騒がせていた。

 ターゲットに予告メールを送りつけた後に、殺害するという犯人のやり口。ところが、そのターゲットの条件というのが…。該当者は限られるため、情報の出所はすぐ判明する。おいおい、そんな不祥事、今どき情報セキュリティ研修の事例にも載っていないだろう。しかし、そこは曲者の早坂吝、これで終わりのわけがない。

 ライバルであるはずの3大キャリアトップの、奇妙な関係。実際のドコモ、ソフトバンク、auのトップは、たぶん仲が悪いだろう。社名こそ実際とは変えているものの、この人のモデルはやっぱりあの人なのかと苦笑してしまう。

 うーん、この勘違いはちょっと苦しいか。動機の面は短絡的だが、大手キャリアの本音も、当たらずといえども遠からずなのだろうか。それはともかく、今回もエロ全開の推理と真相に、ああこれが上木らいちだね、と思ってしまった。

 今でも根強い需要がある、「あれ」。不便が多いかと思えば、その不便さがメリットだという声もある。自分も含めて大多数の、便利さを享受している人たちは、そもそも幸福なのか。よくないとは自覚しつつ、もう引き返せない。

 おかしいな、何だか考えさせられてしまった。そういうシリーズではないのに。

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2018年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

動機からなんとなく犯人はわかったが、SMの人の心理的な部分はちょっと無理があるかな…。
過去作の登場人物が再登場するのはよかった。
藍川さんにスポットが当たるためか、らいちちゃんはちょっとおとなしめ?

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2022年02月24日

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