あらすじ
「はやぶさの目」とよばれる、気鋭の恐竜学者・小林快次氏が恐竜学者としての道のりを、恐竜少年とよばれた少年時代から、「はやぶさの目」とよばれ、数々の大発見をなしとげるようになった現在まで、あますところなく語りつくしました。・恐竜少年あらわる/悩み続けた留学1年目/研究者としての第一歩/恐竜発見の醍醐味/これからの恐竜研究恐竜学者にあこがれる子ども達の必読書です!
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Posted by ブクログ
まずインスタの読書記録から発見し、平成という時代に恐竜研究者として仕事できてる人がいた事に驚いて読みたくなり手に取った『ぼくは恐竜探検家!』。
こうして読んだ中で以下8点で楽しめました。
❶化石
⑴過去に「この場所には価値ある化石が見つからなかった」と判断された場所で思わぬ収穫があるというのはよくある話とのこと!『スー 史上最大のティラノサウルス発掘』(ピーター・ラーソン)でも書いてあった事を思い返し、どこにお宝眠ってるかわからないもんなんだな、といい意味でため息。
⑵レア化石の存在
新種はもちろん、噛み痕が残ったヤツはレア。
⑶北海道むかわ町が恐竜の町
化石スポットは福井県しか知らなかったのでビックリ。
⑷化石発掘のやり方
別の本で「化石が見つかっても、息を吹きかけただけで露出させるのはとうてい無理。ダイナマイトとか使うことがある」と言ってて、
かたや本書で「化石は一見頑丈に見えるけど実はメチャクチャもろいから慎重に取り出す必要あり」と言っている。
地面のかたさの問題なのか、その時のやり方なのかちゃんと読む必要がありそうだ。
❷目標を立てる事
「目標が曖昧だと無駄な行動になる。定まれば向かう方向が決まる」という事を読んだ時「ドキッッ」ってなった。
❸英語学習
まさかこの本で出てくると思ってなかったからビックリした。
英語を話せるようになるために必要なのは「単語」、「読み」、「会話」をマスターする事との事。
❹シンプルに伝える事
あーだーこーだといろんな物事を追加するとわかりづらくなるだちゅー事ね…。「むだに口数が増えれば、伝わりにくくなるのはあたりまえ。」ドキッッ。
❺勘
著者の行動に対して他の研究者は「なぜわざわざそんな事をするんだ?」と不思議にしたそうですが、「これはもう勘というしかない」の考えで動いて後に「ファルコンズ・アイ(ハヤブサの目)」と呼ばれる恐竜学者に。「すごい」の一言しか出ない。
❻クマ回避対策
登山をするために学んだ事がこの本にも書いてあってなんか嬉しかった。
ちなみに遭遇してしまった際の方法としては「背中を向けるな」「目を合わせるな」「少しずつ後ずさりして距離を取れ」。
「ゴォワ〜!!!」と大声威嚇はファブル佐藤ならではの技なのね……。
そして、キャンプ時対策では「食料を置く場所、調理する場所、寝床となるテント」をそれぞれ100m間隔で三角形のかたちに設置。食料を置く場所を風下にして距離をとっておけば、クマがそこへ近寄ってきても、その間に逃げられる」との事!トライアングル!
❼サングラス
陽射し対策のみならず、ハエによる卵飛ばしにも効果ありとの事。彼らは目に飛ばしてくるそうで、「目のなかからウジがわくのはおぞましい地獄絵図」という文章を読んだ時は寒気がした。
❽生物大量絶滅
最も速く生物が絶滅しているのは、なんと現代で犯人は"人間"。その理由は「環境破壊」と「温暖化」によるもの。フクザツ…。
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児童向けに書かれた本ですが、
非常に勉強になりました!