【感想・ネタバレ】蹴爪 のレビュー

ユーザーレビュー

ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年11月14日

2編。共通するのは、兄からの暴力(が振るわれる現実と、そういう嘘をストーリーとしてつくこと)、島の中の出来事であること、貧困。
ともに舞台は海外だ。書きたいことを書くときに日本を舞台にすると嘘くさくなる、そういう題材があるのだろう。
数十年まえは真正面から向き合えていた題材に、迂遠な手段を使ってでも...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年12月31日

鴻巣友季子の2018年のベスト。
フィリピンの島と欧州の島を舞台にした新鋭作家の作品集です。
表題作の舞台は、顔見知りばかりで、気安さと息苦しさが同居するフィリピンの村。閉塞した小世界をかけめぐる出所不明の噂、くすぶる悪意、やり場のない怒り、煽られる不安、なし崩しになる望み…
「ボラン」とは闘鶏が脚...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年01月13日

「蹴爪」
ベニグノの絶望。
絶望は暴力につながる…
この後ベニグノはどうなるのか。

「クイーンズ・ロード・フィールド」
こちらの方が穏やか。翻訳小説を読んでいるようだった。

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Posted by ブクログ 2018年10月26日

闘鶏の盛んな東南アジアの村で暮らす少年少女たちの日々を描いた表題作。
併録は、スコットランドの街で暮らす幼馴染みたちの友情の物語。

閉塞感と暴力に翻弄される少年を主人公として生々しくどこかエロティックな表題作が「影」だとすれば、併録作は青春の共犯者たちの思いやりと苦いユーモアに満ちた「光」だ。

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