【感想・ネタバレ】紫式部日記 天才作家のひみつのレビュー

あらすじ

紫式部は、子どものころから、本を読むのが好きな"変わり者"でした。夫の死後「源氏物語」を書き始めたところ、おもしろいと評判になり、宮中で働くことに。ところが、「人を見下している」とひそひそとうわさ話をされるなど、いやなことばかり。人間関係がうまくいきません。そこで思いついた対策とは? 感受性豊かで、でも人づきあいが苦手な紫式部の悩みや葛藤、宮中でのくらしを描きます。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

紫式部日記をわかりやすく子ども向けに書いた内容。歌集の紫式部集なども参考にしているようであるが、その部分は従来の伝記作品と重なるところが多く、目新しい感じはしない。他の伝記作品とは違って、彰子中宮が女房達をまとめられていなかったことを悩んでいたり、儀式の様子が簡単ながらも式部の想いと同時に描かれている。ただ思うのが彰子中宮の出産と一連の儀式に駆けつけた人々の様子が、彰子中宮を気遣っているというより、道長になんとか気に入られようと何かをしに駆けつけて愛想を振り撒いているという印象だ。これは作者の意図があるのだろうか。

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2024年04月21日

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