【感想・ネタバレ】仕事としての学問 仕事としての政治のレビュー

あらすじ

「職業としての学問」、「職業としての政治」の邦題で読み継がれてきたマックス・ウェーバーの二つの講演が、いま読むにふさわしい日本語で甦る。ドイツ語の原語Berufには、生計を立てることとしての「職業」という意味だけでなく、神からの「召命」や「天職」という意味も含まれる。「学問」も「政治」も単なる「職業」ではない、とはどういうことか? 今ますます切実さを増す問いに答える新たなスタンダード!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

「指導者による体験の伝達を望む学生」に対して「教師による事実の伝達を通した思考こそが学生の仕事である」という説教は、同時に大学と教師の腐敗にも一石を投じており、新自由主義による大学の競争主義・暗記型の教育・人文科学軽視などの教育問題が見られる現代にも示唆的であった。

0
2020年04月27日

Posted by ブクログ

政治家の宿命や運命、学者の使命等、現実を冷徹かつ正確に把握できたからこその、説得力溢れるウェーバーの2つの講演の書籍。

0
2025年11月03日

Posted by ブクログ

二つの講演1917年「職業としての学問」
1919年「職業として政治」を邦題変更新訳版。
支配三類は合法的支配、伝統型支配、カリスマ的支配。
10年後再び会おうと締めくくりも1920年没
ドイツは第一次世界大戦敗北で多額の賠償金で苦しみ1929年10月世界大恐慌後扇動的演説と暴力装置を用いた
カリスマ型極右ナチス党総裁ヒトラーを1933年首相誕生させることを選んでしまう。どの時代もリーダー選びは難しい





0
2021年03月19日

「学術・語学」ランキング