あらすじ
生き過ぎた――この言葉を残して日本洋画界の大御所は自殺した。遺作の修復を依頼された成美は、彼の弟子となるため彼女のもとを去った美大時代の恋人の死に疑問を抱くようになる。危険をかえりみず、真相を究明する成美。彼女の心の中にあるものは、美術界のタブーヘの挑戦なのか、昔の恋人への愛なのか!?
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Posted by ブクログ
マエストロ(変身)が、バイオリンの贋作の話だったのに対して、
贋作師は、巨匠の絵の下請け(代作)の話。
修復の依頼を受けたのは、代作をしていた人の学生時代の同級生。
関係者の死の原因調査から、芸術村の壮大な構想の裏側まで、
推理小説風な恐怖小説。
社会的な問題に対する姿勢が厳しいところが篠田節子風なのだろうか。
依頼に忠実な修復師の真摯な態度が篠田節子風なのだろうか。