【感想・ネタバレ】離散数学「ものを分ける理論」 問題解決のアルゴリズムをつくるのレビュー

あらすじ

20世紀中期以降、とくに発展した科学の分野の1つに、アルゴリズムを設計する離散数学があります。離散数学は連続数学と違い、とびとびの対象物を扱います。そして、アルゴリズムと呼ばれる問題解決の手順を作り出します。本書では、とくに、「ものを分ける」問題を扱います。参加者全員が好きな対象物、あるいは参加者全員がきらいな対象物で、分割可能なものを、参加者全員が納得できるように分割する方法を扱います。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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Posted by ブクログ

タイトルになんとなく目を引いて、「コンピューターのアルゴリズムと関係があるのかな」と思いながら読み進めました。
20世紀以降、人と人との間でいかに公平で満足のいく分配ができるのか、という点について、数学的アプローチで議論が積み重ねられてきたのだと知り、とても面白かったです。
特に、個々人で「最も得」と思う量に主観的要素があるのも織り込んで分配しようとする論理立てを読んで、分からないなりにスゴいと思いました。

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2025年06月19日

Posted by ブクログ

二人で公平にケーキを分割するときに、最初の一人がなるべく同じ大きさになるように切って、もう一人がその二つから好きな法を選ぶことで、両者不満なくケーキをわけられる、という話は聞いたことがある人も多いかと思います。
それでは三人いる場合はどうすればいいのか、異なるものを分ける場合はどうすればいいのか、アルゴリズムを考える練習にはいい本だたったと思います。

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2018年09月20日

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