【感想・ネタバレ】玻璃の家のレビュー

あらすじ

アメリカ・マサチューセッツ州の小都市。そこには富豪が、謎の死を遂げた廃屋敷があった。11歳の少年コーディは、その屋敷で死体を焼く不審人物を目撃する。だが、少年は交通事故にあって以来、「相貌失認」の症状を抱えていた。若き心理学者トーマは真相を探り出すために調査を開始するが、真相に迫るにつれ明らかになる、怪死した富豪一族と事件との忌まわしき因縁とは……!第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

相貌失認ものです。
おー、今時、本格だ!当たりだ!! ^^/

と思ったらそれもそのはず、島田荘司選考の
「福山ミステリー文学新人賞第1回受賞作」だそうで。
シマソーって福山出身だったんだ~。へー。

岡山県西端の高校へ通っていた頃、
この街の古本屋でクリスティーやクイーンを集めました。
福山城は駅に隣接状態で、桜の季節にはホームにも花びらが舞っていたなあ~今でもかなあ~

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2016年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

顔が認識できない……扱ったモチーフはすごく面白かった。
それだけに、冗長な構成と無駄が多過ぎる人物配置、展開がもったいなかった。

正直、犯人はすぐに分かります。おそらく作者も想定済み。
けれど後で延々延々その犯人の一家について言葉で説明されても。
せっかく素材が面白いのに、人間ドラマとしてもミステリーとしても半端な印象。
結局、犯人一家の悲哀、それに深い陰影を与えるはずの少年の脳の障害、すべてがしっくりと馴染まず、通り一遍な感じしか受けない。もったいないな~。

過去描写はあんなにいらない。不要とまでは言わないが、わざわざ出すほど面白かったわけでもない。
とはいえ、次作が非常に楽しみ。今度は何を書いてくれるのか。

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2012年09月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。
可もなく不可もなく、って感じ。
専門的な説明もわかりやすかったから、文章自体は読みやすい。
ストーリーは犯人はすぐわかるけど、ネタバラシまでが大変というパターン。
双子だらけ。
そして、イマイチ、入れ替えの意図が弱いと思う。
デビュー作だから、次作に注目したい作家さんかな。

0
2011年11月20日

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