【感想・ネタバレ】瑕疵借りのレビュー

あらすじ

どの物件にでも起こりうる事件。感動の"賃貸ミステリ"。思わず涙する極上短編集。訳あり物件に住み込む藤崎は不動産業者やオーナーたちの最後の頼みの綱。原発関連死、賃借人失踪、謎の自殺、家族の不審死……どうすれば瑕疵を洗い流せるのか。男は類い稀なる嗅覚で賃借人の人生をあぶり出し、瑕疵の原因を突き止める。誰にでも明日起こりうるドラマに思わず涙する"賃貸ミステリ"。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者の社会派の新境地とあって期待しながら読んだ。面白かった。短編の構成になっているが藤崎達也という興味深い人が登場しそして彼にも惹かれる。『瑕疵』という言葉、意味を初めてしった。現代社会の問題が盛り込まれていてその謎もしっかり藤崎が解いてくれてスッキリする。各編の内容は解説で丁寧にされている。著者の他の作品にも興味深い。こちらの続編も期待している。

0
2023年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編が四つ。それぞれの主人公が、一人の瑕疵借りと出会い、前進する姿が描かれる。若干都合良い感はあるものの、救いがあり、ほろっときます。
瑕疵借りの人の外見的イメージは米津玄師かな。

0
2020年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

瑕疵物件にまつわる4作の短編集。

瑕疵物件になった理由は決して明るくはないけれど、読み進めていくのが苦じゃない。どんどん闇にハマっていくようなテーマなのに、そうではない。

変わった男、「藤崎」が関わった人たちは、前後で表情が変わってるのが目に浮かぶ。

こんなテーマで本が書けるなんて、そしてこれほど読ませるなんて、本当にすごいと思う。

0
2021年10月15日

「小説」ランキング