あらすじ
累計170万部突破! 国民的ベストセラー『大人の流儀』シリーズより珠玉のエッセイを抜粋。人は何かを失って、何かを手にする……。そして、あなたの困難、悲しみにもいつか終わりが来る。最後の無頼派作家が送る、希望と勇気、励ましの一冊。
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Posted by ブクログ
心の支えになる文章。
ベストセレクションなので読んだことのあるものもあったが、つらいこと悲しいことを味わった人にしか書けない素晴らしい作品。
読むたび、自分の辛かったことを思いだし、いいふうに慰められる。
Posted by ブクログ
2018年、16冊目です。
読みながら、どの文章も読んだ記憶がある。
確かに以前読んだよな。
「大人の流儀」シリーズには、過去にも同じ素材を基に
文章が書かれていることがあるので、そういったことの続きだろうと思ったいた。最後まで読んで、「さよならの力 大人の流儀7」より抜粋、再編集と書かれていて、そうか、やっぱりな。確かにタイトルにBestSelectionとある。
なるほどな。読み返してみても、やはり大切なことは、色あせない気がした。無駄な時間だとは感じなかった。
Posted by ブクログ
文春の連載をずっと読んでいて、重い話でもじっとりとしつこい感じではなく、冷静に淡々とした文章にしてしまう筆者の表現が好きだった。
書店のポップで久しぶりにお顔を拝見したのと、いろいろあった人へというタイトルに惹かれて手に取った。
前の奥様や弟さんの死など、ご本人自身がいろいろご苦労されたのだと思うし、私自身まだ若いうちに身内の死が続いたこともあって、勝手に筆者に共感を覚えるところが多い。また、私の思うこの方の最大の魅力は、良い意味でいくつになっても大人になりきれない純粋さと憔悴感だと思っているのだが、この作品でもその部分が感じられて、読み終えて、自分も筆者以上に大人にはなりきれていないけれども、それでも現実に目の前にある物事に向かっていかなければ、と励まされたような気持ちになった。