感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2018年11月11日
戦争調査会という存在を全く知らなかった 幣原・吉田両氏の努力の賜 さすが外交官
失敗の本質は幾つかあるが
改選のタイミング
満州事変
日華事変
近衛首相 蒋介石国民党を相手にせず
三国同盟
南仏印侵攻
そして終戦のタイミング 最期の一年の犠牲の多さ
決断できず サイパン島玉砕 大空襲
ソ連へ和平仲...続きを読む介期待
日本は戦略決断ができない
戦争のような大きな事案も、ミクロを積み重ねて合成の誤謬
GHQに本調査会を止められた後、誰もフォローしていなかったのは?
著者は一橋大学細谷ゼミ 親近感を感じる
もう少しスッキリを期待
Posted by ブクログ 2018年08月14日
淡々と読み解かれてゆく。
それは過不足なく、とても頭に入ってゆきやすい。
敗戦後、日本政府が独自にあの戦争のことを調査しようとしていた、
そのことにまず驚かざるをえない。
Posted by ブクログ 2018年02月13日
戦後すぐの時点で日本がなぜ無謀な戦争に突入してしまったのか,その原因究明のために組織された「戦争調査会」。本書第一部はその戦争調査会成立の経緯と解散させられるまでを描く。第二部は実際に戦争調査会が収集した資料(2015年にゆまに書房から全15巻で復刻刊行されている)をもとに日本がどこで道を誤ったと考...続きを読むえられていたのかを分析していく。まさに著者によるこの未完の国家プロジェクトの再構成となっている。
非常に興味深い論点が多々提示されており,勉強になった。
Posted by ブクログ 2023年07月28日
大きな出来事の原因調査をうやむやにする傾向がある日本人だが、あの戦争はあまりにも反省材料が多いこともあり、戦争調査会が精力的に戦争の原因を多くの当事者からの証言をもとに解き明かしている.このような文書の存在は知らなかったが、またこれも我国の悪い癖だが、公開して議論することを回避してきた.満州事変後の...続きを読む展開の中で幾度も全面戦争回避のチャンスがあったことが明記されているが、これらの事実を現在の政治家が肝に銘じて日頃の活動の糧としてほしい.まずはこの文書に目を通すことがスタートだと感じた.
Posted by ブクログ 2018年03月02日
戦後直後の日本、敗北の原因を探ろうとした人々とその挫折を丁寧に追っていった本。
戦争開始に至る原因を探る当時の人々の考察を追う。
結論としては大日本帝国憲法の運用に齟齬が生じたのが原因だと結論づけている。
そこだけは気に入らない。
大日本帝国憲法の手本となったプロイセン憲法と帷幄上奏権の関係を無視...続きを読むしている。プロイセンにおいては帷幄上奏権は軍事関係について皇帝に上奏することができると限定されていた。しかしながら大日本帝国憲法は帷幄上奏権は軍が政治全般に介入する余地を作った、いわば劣化コピーであることは言及されていない。
第二次世界大戦に日本が突入し、敗北する原因はやはり明治維新まで遡るべきだというのがレビュアーの意見である。