【感想・ネタバレ】はじめアルゴリズム(5)のレビュー

私は数学が苦手です…むしろ算数の段階から既に苦手でした。「足す・引く・掛ける・割る」以外の内容はほぼ忘れました。というより結局理解できずに学生時代が終わりました。そんな私にも「もしかしたら数学ってすごく楽しくて素敵なものなのでは?」と思わせてくれるのがこの作品です。
本作は、ある離島で小学生・関口ハジメと老いた数学者・内田豊が出会って始まる、数学にまつわる人々と数学のお話です。感覚を共有するというのは非常に難しいものですが、ハジメが数式を書いたり何かを見出したりするシーンには、数字が人に見えるとか風を受けて空を飛ぶとか、共感覚的な何かを可視化させたような表現があって、学生の私にはついぞ知り得なかった数学の美しさを知る人たちが、そしてそれを今まで見えなかった世界を見るために使える人たちが、本当にいるのだとうらやましく思いました。しかし同時に、遠くへ行くための方法は人によって異なり、それは例えばダンスかも読書かも音楽かもしれなくて、そして必ずしもうまく行くとは限らなくても終わりはないのだと、この作品は教えてくれているようにも思うのです。数学に苦手意識を持っている方にぜひ読んでいただきたい作品です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2020年10月06日

大貫いいひと、、
Giftedにちょっと近いものを感じるなぁ
楽しむことって大事だよなぁって思った

それでも僕らは友達だよ


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購入済み

数字って面白い

2021年09月11日

ただ難しいと思っていた数式や計算が、すごく身近で面白いものに思えてくる。本当に数字が不思議だ。

#感動する #タメになる

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Posted by ブクログ 2020年03月18日

「無限の中に無限があるってこと…!?」でぞわぞわした。オマケページに RCT 出てきてタイムリーだなと思ったけどこの巻は昔のなのであった。

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