【感想・ネタバレ】道徳の時間のレビュー

あらすじ

連続イタズラ事件が起きている、ビデオジャーナリストの伏見が住む町で、陶芸家が死亡。現場には、『道徳の時間を始めます。殺したのはだれ?』という落書きがあり、イタズラ事件との類似から同一犯という疑いが深まる。同じ頃、伏見にかつて町で起きた殺人事件のドキュメンタリー映画のカメラの仕事が舞い込む。証言者の撮影を続けるうちに、過去と現在の事件との奇妙なリンクに絡め取られていく。第61回江戸川乱歩賞受賞作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

すごく濃かった
いろんな事件が次々とおきて わからなくならないように 付箋を付けながら読み進めてきました
あと四分の一くらいになったとき すべてがつながって 
それぞれの立場やみかたによった貧困と差別 どうしょうもない哀しさやいらだちがつたわりました 鳥肌ものでした 

なんだか 読み終わりたくなかった

0
2025年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

呉勝浩の初読み。

しばらく前に見かけて気になってはいた一冊。
気にはなったけれど、「古本で出回ってからでもいいか」と、そっと棚に戻した一冊でもあり。

しがない小遣い制既婚勤め人には、初読み作家を新刊で買うのには勇気がいるもので(苦笑)。

同僚からの誕プレを開いたら出てきたのが、この一冊だという偶然。同僚に感謝。

かな~り久しぶりに「ページをめくるのが止まらない」という程にのめりこんだ一冊でもあり♪

かといって、題名に沿って道徳とは何か?などと語る気はない。(もちろん、道徳とは何かと考えさせられる要素は多々あったけれど)

自分はこの作品を、、、、
報道の在り方を問う物語として、
父と子の物語として、
友情の物語として、
夫婦とは何かを改めて見つめる物語として、

そして、己の矜恃を問い直す物語として読んだ。


筆者のデビュー作だというのにも驚き。「作家買い対象作家」にエントリー♪

★4つ、9ポイント半。
2017.11.21.新.贈。

※関西と、関東・東北とでは学校文化が異なるのか?・・・小学校に「部活」があるという設定だけは、違和感ありありだった。

※巻末解説で記された、「乱歩賞選考時、動機のリアリティが疑問視された」との記述・・・いやいや、ありえなくはないんじゃないか、と思う。

※同じく巻末解説文に触れられた、「2015年6月に太田出版から刊行された一冊の本の存在」に、全く思い当たるふしが無い・・・・どなたかこのレビューを読んだ方、教えてください!

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2017年11月21日

S

ネタバレ 購入済み

冒頭から

不勉強で鯨幕の意味が分からず(汗)、出だしから躓いてしまったのが悪かったのか、物語に入り込みづらかったです。
ある女性の凄絶な生い立ちは、もはや道徳の問題じゃなく嫌悪感で吐き気がしました。それを逆手に取って金儲け、いや復讐かな?それを成し遂げようとするのは強さというより、精神的にもう壊れてるんだろうなぁとも。

0
2021年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

道徳の時間/呉勝浩:第61回大賞受賞。2015年。
選評を読むとね。受賞作なしで良かったんじゃない?な記載が。
でもね、どんどん読む進められるの。どーなるのどーなるの?って。
結局、小説で成功したかったから、誰でもよいから人殺して謎めいた言葉を残して服役したってこと?
娘に春を売らせるような親のもとにいて、兄にも見捨てられ、それでもここまで生きてきましたってこと?
幼いころから虐待され、食うのも大変って生活してると、頑張っても、それがしみついてるってこと?
そりゃ、そうだね。三つ子の魂百までって言うからね。
こんな悲惨な人生があります、ってのがドキュメンタリーってこと? それを公共で開示する必要があるってこと?
盛りだくさんすぎ。

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2019年07月15日

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