あらすじ
発見から110余年、いまだ有効な治療法も薬もなく、日本人にとって深刻な問題となっているアルツハイマー病は、もう一つの国民病である糖尿病と、きわめて密接な関係にあった! 神経科学の第一人者が「記憶物質」としてのインスリンの作用を明らかにし、海馬が冒され発症するまでの「負の連鎖」を根本から断つ新しい治療戦略を提言。実際にどうすれば予防できるか、治療効果が期待できるのはどのような薬なのかも具体的に示す。
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Posted by ブクログ
タイトルに興味を持って手に取った。アルツハイマー病と糖尿病がそれぞれどんな病気かを詳しく分かりやすく説明されていて勉強になった。この2つの病気は別物と思っていたがそうではない。原因も予防法も同じであると。
アルコールは記憶の消しゴム
糖尿病は食事・運動療法ができていないと薬物療法の効果は薄れる。「何かあったら薬使えばいいや」ではなく、やはり生活習慣の改善が必要
治療薬の種類はいくつかあって覚えるのは大変そうだがどんな効用なのか本書で理解したいところだ。
アルツハイマー病は日本の認知症の半分以上を占め、糖尿病患者はそうでない人の2.5~3倍あるいはそれ以上になりやすいそう。