あらすじ
うる波は、事故死した夫「鹿野くん」の幽霊と一緒に暮らしている。彼の存在は秘密にしていたが、大学の後輩で恋人どうしの佐々と千花に知られてしまう。うる波が事実を打ち明けて程なく佐々は不審な死を遂げる。遺された千花が秘匿するある事情とは? 機械の親友を持つ少年、小さな子どもを一途に愛する青年など、密やかな愛情がこぼれ落ちる瞬間をとらえた四編の救済の物語。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
とっても良かった。
佐々くんが死んだとこびっくりした
ちかちゃん絶対殺したやんって思ってゾワっとしたけどタイムカプセルのエンゲージリングのとこで苦しくなった
秋くんと春くん、最初秋くんがロボットかと思った
5人を生かすか1人を犠牲にするか
私がお父さんならどうしてたか
ロボットに命が宿ったのか
春くんが他を突き飛ばして秋くんを守ったのは正解か
人間はロボットを好きになってはいけないの?
本当のお友達とは
混沌とした世界のあちらこちらから降ってくる弾丸のような激しい常識や正義や思い込みや決めつけに
昔話をしない老夫婦(過剰な自意識が働く)←素敵
人を想う気持ちに型やルールはいらない
気遣いを見せながら同じ手で傷口を抉るような自分の矛盾に気付かず自分を善良だと思っている
勝手じゃない恋愛ってありますか? 金沢くん
苦痛に意味なんかない
神様が、耐えられると思って試練を与えた。冗談じゃないわ。 うる波
自分の信じる幸せや居心地の良さを大切にして、私も生きていく。
Posted by ブクログ
好きな言葉があちこちに散りばめられてる
いつも凪良ゆうさんの作品は言葉がきらきらしててすごく好き
優しくて
儚くて
繊細で
最初、鹿野くんが亡くなってしまった時に
あぁこの本を手に取って失敗したかな
と思った。
人を簡単に死なせてしまう本は好きじゃない。
けど鹿野くんは死んでしまったけど
うる波ちゃんとの生活は淡々と優しく切なく薄い氷の上を歩いているような、幻のような、信じなければ消えてしまいそうな
そんな中でも互いを愛して。
いい本だった。
また再読したい。
読み終わった今また読みたくなる、そんな本に出会えてよかった。
Posted by ブクログ
面白かった。あっという間に読んだ。
読みながら、途中で鹿野くんが消えてしまうんじゃないかとハラハラした。
秘密のない人なんて、いないでしょう、という言葉も、奥が深いなあ。みんな何かしらいろいろ抱えているよなあ。
2人分のご飯をいつも用意するうる波だけど、確かに仏壇のお供えご飯とか、お墓参りのお供えのおまんじゅうとかだって、同じことだよなあ。
ほんとに、世間一般が言うことなんで気にしない方がいい!無責任に、ただ言ってるだけなんだから。
Posted by ブクログ
凪良ゆう先生ほんっと大好き……ありえないくらい美しい感情の描写。。
優しい物語でした……。
愛には色んな形があっていいよね。
個人的に好きだったのは
・愛することはそれだけで不平等をうむ
・そもそも私たちの起源ですらよくわかってないのに新たな可能性を否定することはどうか
・神はこえられるような試練を与えるっていうけどそれは、苦しみをかかえる人を救うための人が作った方便。苦痛のない人だっている。苦痛は成長を促すこともあるかもしれないけど、丸い円を歪ませてしまう。それを芸術だと思うかもしれないけど、歪んだ方はたまったもんじゃないよ。
みたいな……
うろ覚えですが。