【感想・ネタバレ】果つる底なきのレビュー

あらすじ

「これは貸しだからな。」謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。死因はアレルギー性ショック。彼の妻・曜子は、かつて伊木の恋人だった……。坂本のため、曜子のため、そして何かを失いかけている自分のため、伊木はただ1人、銀行の暗闇に立ち向かう!第44回江戸川乱歩賞受賞作

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。銀行を舞台にしたお仕事小説としても興味深かったし知らないことも多かった。渋谷の街並みも目に浮かぶよううだったし半導体のところも自分としては懐かしい思いだった。真相を追う伊木を応援したくなった。次々と死人が出るのは現実味がない気がしたけどハラハラドキドキ最後の最後まで黒幕は分からなかった。元銀行員の著者だからこその銀行内のアレコレ描写がリアルで楽しめた。

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2024年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

池井戸潤さんの作品は初めて読んだけど銀行用語が多くて一般人には難しくスマホ片手に読みました
登場人物のキャラ立ちがあんまりされていない中どんどん人が死んでびっくり
主人公が真実に一歩ずつ近づくところはハラハラ面白かった

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2024年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

半沢直樹が代表作になった池井戸潤先生のデビュー作。銀行の取引の裏に黒幕がいて不正な金が流れ、それを知ってしまった同僚の不審な死をきっかけに主人公が闇を暴いていく、というサスペンス王道のストーリー。銀行・金融のどろどろした駆け引きが中心かと思っていたが、黒幕と直接対決して拳で解決したり、トラック事故で社会から消されそうになったりと、割と露骨な暴力による解決が見られるのが逆に新鮮だった。

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2025年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

古本市で見かけて、作者名と『江戸川乱歩賞受賞作』に惹かれて購入。
池井戸潤の作品にしては、少し雰囲気が違うなと思いながら読んでいて、読み終わってからデビュー作だったことを知った。
銀行員だった作者自身の経験を活かした、企業融資にまつわる悪事だが、派手な事件で何人も人が死ぬ展開に驚いた。暴力シーンがけっこうあり、ちょっと苦手だった。
大勢死んでいるし、あまりスッキリする読後感でもなかったが、スピーディーな展開で面白かった。映像化にむいてそうなので、ドラマ化されたと知って納得。

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2025年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大分初期作品のようで、携帯電話も出てこないし、パソコンも古いし、ビデオデッキが現役。それが日本製半導体が斜陽になりつつあった時なのかな。

バッタバッタと人が死ぬ。その割には主人公は体力モンスターかつ不死身。
人が死ぬような交通事故の当事者なのに事故車のままお家に帰れないと思う…

銀行マンというか、エリートの世界を覗けて面白いけど、スカッとはしない。

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2024年09月20日

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