【感想・ネタバレ】バンデット（３）のレビュー

河部真道

倒幕の味方を募るため、関東へと向かった石と猿。その途上で、謎に包まれていた猿の出自が明らかになる。そして二人が出会ったのは、中世最強ともいわれる武士の血脈、足利一族。のちに日本を牛耳る男たちと、二人はどう渡り合うのか? 石の、猿の、そして日本の運命が変わり始める第3巻!

[ブクログ · ★★★★★]

猿冠者は自身のしがらみを捨てるために東国へ赴く。
道中ちょっと過去の騒動の余波に関与するも下野の国に到着。
猿冠者の正体も判明。
インパクト大な足利貞氏との対面と。足利は幕府への謀反を画策していたり。と事は簡単に進むように見えたが…
そして別れと新たなる悪党と石との出会い
時代が動こうとしているね

[ブクログ · ★★★★★]

猿冠者と石の次なる舞台は、関東下野。支配しているのは足利氏。太平記の主人公も主人公、足利高氏・直義兄弟の登場です。そこでは猿冠者の出自判明。新田義貞・高師直登場、猿冠者と石の別れ。とプロローグはこれにておしまい、と言わんばかり。
でも、まだ出てきてないよね、太平記の主要人物。

ということで、猿冠者と別れた石が出会ったのは、待ってました楠正成。彼との出会いで、プロローグおしまいになるかな。