【感想・ネタバレ】すらすら読める徒然草のレビュー

あらすじ

「古典の文言(もんごん)なのか、わが言葉なのか、区別がつかないくらいになり、わが生を導く」ようになった『徒然草』からの原文を、中野孝次が選び抜いて"わが徒然草"を作りあげた。総ルビつきの原文と現代語訳、そして思いを込めた解説。南北朝の乱世を生きた兼好の永遠の古典が、時代を超え「今に生きる言葉」として蘇る。

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Posted by ブクログ

中野孝次さんによる徒然草の抄本。中野さんの人生を導いたという徒然草の中から4分の1を選び出し、ルビ付きの原文と現代語訳、解説からなる。
常に死がそこにあることを意識して、世の雑事を離れ自分の生を生きよというメッセージを基本にして、兼好ならではの鋭い目線で世の中の面白いこと、ダメなこと、そして自然の美しさを語る徒然草は、やっぱり骨太で深みのあるスゴい作品だと感じました。

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2025年05月24日

hir

購入済み

中野孝次さんの著作はローマの哲人セネカの言葉を読んで以来、2冊目ですが今回も訳が非常に分かりやすかったです。また、原作者の魅力を最大限引き出す言葉が集められており、また中野さんの解説も良いので原作も読んでみたい気になります。

特に人生観や生きる事、死ぬ事への向き合い方について考えている人には気づきがあると思います。

#深い #タメになる #共感する

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2024年07月06日

Posted by ブクログ

つれづれなるままに…が有名ですが、この本の奥深さは読む前まで見誤っていた気がします。

兼好法師の人生観だけでなく、美学、ありがたい話、質素な生活のしかた、そして死生観まで、今をどう生きるかを短い言葉でひたすら語りかけるところが、とてもよい。

また、現代仮名遣いが原文の下にあることで、対訳を捉えやすく、
訳文だけ、解説だけでも楽しめる構成となっています。


この本の著者による解説も素晴らしく、徒然草の解説だけでなく、方丈記やセネカの思想など、それらを交えて解説するわかりやすさは見事。タイトル通り、すらすらと読めてしまいます。

次は『方丈記』を手に取ってみようかと思います。

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2021年09月06日

Posted by ブクログ

すらすら読めた。鎌倉時代から今にも通じるエッセイ。古典の原文はお手上げだけど、対応訳がついているから、すらすらよめた。
そして最後の頃は対訳読む前に内容理解できちゃった。

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2021年01月06日

Posted by ブクログ

タイトル通りすらすらと読みやすいように纏められています。
徒然草の全てが記されているのではなく、約4分の1が記してあります。
原文と日本語訳が上下に載っているので非常に読みやすいですし、テーマ別に分けられているのもわかりやすさの助けになっています。

今という一瞬・生と死というのが全体に流れるテーマになっていて、人生観について考えるのに非常にいい本であると言えます。

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2018年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

兼好は「残酷にも老いと死は待ってはくれないし、突然に死がやってくることもある。だから、他のすべてをかなぐり捨ててでも、今すぐに、自分が成し遂げたいと思うことだけに集中すべきである」と語る。600年以上前の人の言葉が自分の心に響くというのは、すごいことだ。時というフィルターをかいくぐってきた古典パワーだなあ。

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2023年04月16日

Posted by ブクログ

中学か高校以来の古典。純粋に国語の勉強としてではなく、文学を楽しむ気持ちで読めた気がする。
しかし昔の記憶でも覚えてるところは覚えているなあ
雪のおもしろう降りたりし朝

ちゃんと今をしっかり生きろよって伝わってくるし、現代の自己啓発本なんかに書かれていることは大抵昔から変わらない大事な心がけなんだなとよしなしごとに。

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2020年08月06日

Posted by ブクログ

有名だけどなどういう事が書かれているのか分からず興味があった。
対比もできるし説明もとてもわかりやすい。

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2018年09月02日

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