あらすじ
序 章 「水戸黄門」への旅立ち第1章 中国の名裁判官――物語と現実第2章 朝鮮の『春香伝』と暗行御史第3章 北条時頼から水戸黄門まで第4章 英雄伝説と神話第5章 巡遊する王第6章 芸能とスパイ第7章 「黄門漫遊記」の誕生――歌舞伎と講談第8章 明治天皇と水戸黄門第9章 「黄門漫遊記」の発展――映画とテレビ終 章 水戸黄門の仲間たち
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Posted by ブクログ
「英雄たち」が「変装による私行」「微行」「漫遊」「巡幸の旅」をして「悪を成敗」という「水戸黄門」ではおなじみの「物語類型」「パターン」を日・中・韓の(類似した政治体制下で生み出される)物語から金先生によってあざやかに謎解かれる、目からウロコ連発の名著でした。その際個人的にいちばん気になったのは「宗教的ともいってよい願望」という言葉でした。