【感想・ネタバレ】世紀末の隣人のレビュー

あらすじ

池袋の通り魔、音羽の幼女殺人、少女監禁、カレー事件、リストラ、田舎移住、ニュータウンの30年……。世紀末の1年の事件は、21世紀のいまも「現役」。遠くて近い隣人たちのドラマに寄り道しつつ迫ってみると、そこにはあなたとよく似た顔が――。直木賞作家による異色ルポルタージュ。(『隣人』改題)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

初めてこの人のフィクションではない物語を読んだ。
20世紀末に起きた事件を彼独自の見解で書き記している一冊である。
重松清という人は、事件の犯人だけでなく
友達や親、さらにはテレビの視聴者等
さまざまな視点から物事を捉え
物語を構成しているのだとこの本で知ることができた。

0
2012年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本は小説ではなく20世紀末に起こった数々の事件を検証しているものです。
池袋通り魔事件、神戸児童殺傷事件から、日産自動車の業績不振までいろいろなことについて書かれています。
ただ真相を追究するのではなく、その事件の周りにある重松氏の言葉で言う「寄り道」、「無駄足」、「蛇足」にこだわったものになっています。
ただ、それで中心にあるものがボケてしまうのではなく、その周囲の関係ないように思えることこそが大事だと気付きます。
また、そのことを調べることによって、重松氏の作品の奥深さにつながっていると思いました。

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2011年09月30日

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