【感想・ネタバレ】138億年の音楽史のレビュー

あらすじ

「われわれは、どんな過去にさかのぼっても音楽に出会う」。ビッグバンから始まった「宇宙の音楽」の歴史では、ベートーヴェンもビートルズもちっぽけな砂の一粒に過ぎない。鳥や鯨の「作曲術」から人体という楽器が奏でる音楽まで。ピタゴラスの天球の音楽からアボリジニのソングラインまで。「音」と「調和(ハーモニー)」をキイワードに壮大なスケールで描く、これまでにないユニークな書。

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Posted by ブクログ

タイトルに「音楽史」とあるが、その前に「138億年」とある通り、宇宙規模の音楽史という、愉快な発想だ。
138億年前とは、ビッグバンが起こり、宇宙が誕生した時だ。
そこに音楽があった?
それは「宇宙背景放射」という魅力的な名前で呼ばれている「音楽」だ。
宇宙は、その誕生から「音楽」を響かせているのだ
しかし、この理解は、本書が初めてではない。
1200年前、平安時代に、この理解を示していた日本人がいる。
それは空海だ。彼はそれを宇宙に響く声(言葉)と捉えた。
空海の到達した境地に、現代科学はようやく追いついたと言えるかもしれない。

音楽に関する「教養」の連打が楽しい。
例えば、
細胞が奏でる音楽がモーツァルトのセレナーデ、ベートーベンのメロディに似ている。
つまり、音楽は遺伝情報として人間の身体に埋め込まれているのだ。
また、
生命の秘密は水にある。
音楽の振動で、水の結晶が変化するように、水には記憶が刻み込まれる。
また、
物体は粒子で且つ波動、全ては固有の周波数を持つ。人体は音を発する楽器と呼べる。
また、
生きていることは、振動していることだ。
調和のある音楽が心地良いのは、調和のシステムが体内に備わっているからだ。
また、
日本の伝統音楽は、西洋の近代音楽に比べて、遥かに高い周波数領域を含む。
豊かな自然音に対して、CDの周波数は極端に狭い。
また、
人は音を耳だけでなく、肌で感じ、脳でも感じている。

音楽が学問であったリベラルアーツ時代の復権を目指す「教養」連打の新書。

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2024年05月11日

Posted by ブクログ

 うーーん、正直膨大な知識体系の中に溺れてしまい、いずれもほりの浅い、のっぺりした論考になってしまっているような・・・。工学的視点も少々???と見える。
 とはいえ、地球誕生から現代までの一連の地球史を音楽と捉え、一括していくというアプローチは非常に面白い。

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2016年10月04日

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