あらすじ
近未来ネオ吸血鬼ストーリー『ヴァムピール』からのスピンオフ・ストーリー! 本編では肉体を持たぬヴァムピールとして暗躍する「男爵(バロン)」が、まだヒトの体に宿っていた頃の物語。舞台は19世紀末ヴィクトリア朝のロンドン、絢爛と退廃、光と闇が同衾する街……。「男爵」と奇妙な因縁で結ばれた巡査部長・マイアズ(通称キング)、真正の吸血鬼・アシュレイ卿……人外の者達が織りなす"世紀末吸血鬼譚"!
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Posted by ブクログ
本編しばらく出てないなぁって思ってたら、「特別編」が出てました。なんか分からないけど買ってみたら、バロンの過去(っていうか、身体があったころ)のお話で、本物吸血鬼の弟(前の身体の持ち主の弟)も出てきて、おもしろかったです。
題材となっているお話は、切り裂きジャックとか過去にあった実話で、人間ってこうも残酷になれるのかってばかりのお話でしたけど、そこにバロンとアシュレイ卿、キングが出てくると、なんだかそれほどおどろおどろしい感じがしませんでした。
特にアシュレイ卿は、吸血鬼なのに、意外と律儀に領主をやってたり、調査に協力したり、処女じゃない女性の血を飲んであとで全部吐いてたりと、あの風貌に似合わない人間くささがたまりません。
まだ続くみたいなんで、次巻も楽しみにしてますが、本編はどうなるのかなぁ?そっちも読みたいです。
Posted by ブクログ
男爵の過去ということで、本編とは違う雰囲気で別物として楽しめた。実際に起きた恐ろしい殺人事件を題材にしているが、そんなに重くなく、読みやすいかな。
Posted by ブクログ
樹さんのヴァムピール、番外編?を見かけたのでゲット(`・ω・´)
どうやらこの作品から、本誌でも男爵の過去話が始まるみたいですね~。
本家本元の吸血鬼も出て来るし、二人?の怪物と浄化者の絡みがテンポ良くて面白いね。
今回は過去欧米で起きた本当の事件(切り裂きジャックとか)が元になってるのも楽しい。
ただ、1部(現代編)を読んでないと、展開が速すぎるのに違和感を感じちゃうかも。
ヴァムピールと吸血鬼を人間がそんなに簡単に受け入れちゃっていいのか?とか。
まぁそのへんは樹さん大得意のキャラ設定で読者は乗り越えるけど(笑)
Posted by ブクログ
久々に続きかな? と思ったら番外編でした。
ただ、本編よりギャグの要因が多くて(主人公? のせいか)軽く楽しく読めましたよ。
あー、まぁ。
題材的に、軽く楽しく読んではいけないとは思うのですが、偏食の吸血鬼とか、いろいろ高飛車で耽美っぽいのにギャグに落ちちゃってるあたりが可愛い感じです。
吸血鬼って耽美なイメージだし、色気もあるんだけど・・・・・・なんだろね、なんでこんなにギャグっぽいのかな。
この先にどうなるのかわからないのですが、一冊目は安心して読めるお話でした。
ああ、くれぐれも題材はそんなものじゃないけど!
でも私はやっぱりキャラ読みしてるんだと思います。
ところで、本編は?