【感想・ネタバレ】あやめ横丁の人々のレビュー

あらすじ

婿入りの祝言(じゅうげん)の席上、妻に思い人のあることを知った大身旗本の三男坊、紀藤慎之介。逆上して間夫(まぶ)を斬り捨て、妻女を自害に至らしめた彼は、婚家のつけ狙うところとなり本所「あやめ横丁」に匿(かくま)われる。だが堀に囲まれたこの町ときたら、場所も住人もみな何やら訳ありで……。練達の筆がさえる長編時代小説。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 原田康子「海霧」に続く新聞小説とのこと。宇江佐真理「あやめ横丁の人々」、2006.3発行、文庫。連作10話、455頁。旗本三男紀藤慎之介25歳とあやめ横丁の町娘伊呂波17歳のラブストーリーと言っていいと思います。読み応えがありました。ハッピーエンドで終わらないのは辛いですが、小説とはそういうものかもしれません。記憶に残る作品になりそうです!

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2022年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の慎之介が精神的に大人になっていく物語。事件の多くは現代にもよくある悲しい話。登場人物の全てが切ないが、手習いの子供たちがまともに成長してくれたことが救いだ。

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2011年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2024/7/6
侍は嫁もらって女の子は生涯独身のまま火事で死んだんか。
って結末だけ書くとなんやそれ!やねんけど、読後感はそれだけじゃないんよ。
やりきれない感じもあるし、仕方ないという諦めもあるけど、あっぱれな感じさえあるのよ。
もらった嫁がいいしな。
あのまま親分の跡を継ぐのかと思ったし、その方が物語としてハッピーなんだけど簡単に終わらせないとこが小憎らしいよな。

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2024年07月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

祝言の日に妻の想い人を斬った為、妻の実家から命を狙われる羽目になった主人公があやめ横丁で匿われる話。

色々な人と接するにつれ自分の犯した罪や他人を思いやる気持ちをを学んでいく話。あやめ横丁で相思相愛になった娘とは、結局旗本へ復帰する際に別れることとなる。

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2012年02月06日

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