【感想・ネタバレ】半減期を祝ってのレビュー

あらすじ

30年後のニホンの未来像を描き絶筆となった表題作ほか、強くしなやかに生きる女性たちの姿を追った「ニューヨーク、ニューヨーク」「オートバイ、あるいは夢の手触り」を収録。女性や弱者、辺境のものたちへの優しい眼差しと現状への異議──。日本を超えて世界規模の視野を切り拓き続けた津島文学のエッセンスがここにある!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ニューヨークを語る元妻のトヨ子の生前の話を
ファミレスで息子の薫とする男。

学生の曾祖母が乗ったというオートバイから、
景子が昔付き合っていた妻子持ちの男も、伯父もオートバイに乗っていたと思い出す記憶。

トウホクで起きた災害と事故から30年経って
すっかり変わり果てたニホン。

著者がちょうどだいたい1年前に亡くなっているとは。
トヨ子の話は読みやすかった。
半減期はちょっと暗くて、気が、滅入る。

戦争が終わって、もう何も起こらないとは
限らないわけね。

0
2017年02月17日

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