【感想・ネタバレ】渡邉恒雄 メディアと権力のレビュー

あらすじ

人よんでナベツネ。いったいどんな男だ? 「1千万部」の力を背景に首相をも動かし、世論を操ろうとする読売王国の総帥、渡邉恒雄。屈折した少年期、主体性論をひっさげた東大共産党時代、そして粛清を重ねて新聞社社長の座に登りつめるまで。稀代のマキャベリストのすべてを白日の下に曝す決定版評伝の文庫化に際し、玉木正之氏との白熱対談を収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 胸糞悪いとは、この事か。さしてナベツネの事も知らず、なぜこの人間が悪く言われるのか良く分からなかったけれども、納得した。内容の真偽はともかく、後半にある著書の対談が興味深い。
 確かに言う通り、左翼から転換した団塊の世代(とバブル世代の一部)が、日本で最もロクでもない人間だと思う。彼がNietzscheの読者であったという事実はにわかに信じ難い。
 しかし、エリート意識の塊という指摘を読んで、納得した。小物なのだ、という指摘も。
 「権力への意志」に取りつかれないように鍛錬する事が、重要である。

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2012年05月27日

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