あらすじ
佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて……。それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。吉川英治文学新人賞受賞作。
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綺麗
綺麗なお話だ。
しかしどうして死んでしまうのか。
人々はお話の中に悲劇を求めているのか。
これは大浦君が盛大に仕掛けたドッキリなんじゃないかと期待してしまった。
佐和子が立ち直りかけていることが,せめてもの救い。
誰かや何かをなくしてしまうお話は辛い。
普通じゃないけど,幸せそうな家族のあり方。
慣れる事は無いけれど
人は大切なものを奪われたり不幸には慣れる事は無いけれど、それでも人は生き物の命を奪い食べて命を繋いで生きて行くしかないので幸福
と思える日々、大切な人と囲める食卓があるのはとても大事な事だと再確認させられた一冊でした。
Posted by ブクログ
お話の展開が切ないけど温かくもあった。佐和子のボーイフレンドの大浦君は読んでいるうちに好きになってしまうくらい素敵な青年だった。こんな青春がこんな展開になってしまうなんて辛すぎるよと胸が痛かった。
Posted by ブクログ
「お父さん辞めようと思ってる」という実際に聞いたら衝撃の一言から始まり、なかなか中原家の独特な形についていけず…。
佐和子がクリスティーヌを蹴飛ばしたところで完全に主人公への嫌な気持ちでいっぱいになってしまった。
でも大浦君が亡くなったあとの佐和子の描写や周りの人たちの優しさ、あたたかさがいいなと思った。
何気ない日常の中で私も周りの人からたくさんの愛を受け取っていることを改めて考えさせられた。
お父さんや直ちゃんが壊れる云々の話は私にはまだ分からなかったので、何年後かに読み直してみたいなと思う。