【感想・ネタバレ】反逆(下)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前半が荒木村重、後半が明智光秀の話。が、影の主役?は高山右近だと思うのです。信長以外皆弱い人間だと書かれてますが、私は信長も弱い人間だと思っております。遠藤周作のほか戦国本をもっと読みたいです。

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2011年07月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

筆者は、荒木村重の妻だしに愛着があると書かれていたが、この女性に強い感銘を受ける人は多いだろう。死を目前にしても取り乱さないその信念、ちょっとやそっとじゃ真似できない。美しい衣裳をまとい凛と処刑に向かう女たち、肝が据わってて涙が出てくる。
辞世の歌に生きた証を感じる。肉体も魂もなくなったけど、その思いだけは形としてこの世に残ってる。
死にゆく人々の姿が印象に残った。死に際に人生が出るんだと思う。

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2019年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

光秀の信長への複雑な思いを、自分が疎かにされてきた恨みだけでなく、世を正す義憤のみでなく、また美学でもなく、“恋する男の歓心を獲た女心に似て”いるものとして描いたのは、他作品と違っていて面白い。
小説としては秀吉の天下統一の喜悦にあふれた場面で終わるが、主題としてはやはり人間の弱さを描くことであったと思う。歴史小説というよりは「遠藤周作の小説」だなあという印象。

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2017年07月07日

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