【感想・ネタバレ】つるつるの壺のレビュー

あらすじ

妄想に近いたわごと。言葉になりかける寸前でぐずぐずになってしまう想い。ワードプロセッサーの中でのたうち回る私の思念が現実を浸食する。やめてくれないか。そういうことは。と思ったけれども、それでもほつほつ続けるうち私自身が因果そのものとなり果て…。町田節爆発、クールでキュートなエッセイ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

餓鬼とか自死とか阿保とか殺してやるとか、そんな言語のパンク歌手が、喫茶店の斜め前の席で喋りかけてくれてる、くらいの距離感の本書。
トゲトゲのある言葉を放ちながらも、繊細でやさしい方だってことが滲み出ていて、微笑ましかった。(22歳の私よりだいぶ年上のはず、すみません笑)もっともっと彼の本を読みたいと思った。
ロック、パンク、かっけえ。きゃは。

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以下、書籍より引用

- パーソナルコンピュータは、一瞬、一瞬を決定・整理させていくための道具
- 紙とボールペンは、一瞬、一瞬をなるべく混乱させる、決定を先送りするための道具
- 本には、善いことも悪いことも書いてある
- 生活への意欲を捨てることはなかった
- だいたいにおいて文字というのは威嚇的である
- うるる うふふ イエイ ゥワァオ わちゃあ きこきこ うう
- 自分が権力的に振る舞える場所は家庭。いまの社会に対して、人間本来の原始的な感情がむき出しになる唯一の場所
- ロックは負け音楽であるべき
- やけくその愛と勇気とガッツとファイト

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2024年12月01日

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