【感想・ネタバレ】本物の英語力のレビュー

あらすじ

発音はハチャメチャと完璧の間を狙う。語彙を増やすためには、とにかく「たくさん」読む。文法がまちがっていると「教養がない」と思われる。好きなこと、関心があることで英語を学ぶ。など、話すための基本、難関の試験克服法など日本人が「英語の壁」を乗り超えるための新常識10を伝授。英語が苦手な人でも、本書を読んで「英語なんて簡単さ」と自信を持とう!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

●ネイティブ・スピーカーを目指すのではなく、自分が主体的に使える英語 ー 「私の英語」を目指す。
●英語を覚えようとするのではなく、知りたい内容、興味のある内容を英語で学ぶ。
→英語が日常的に必要とされないにも関わらず英語コンプレックスを抱えた日本人学習者が英語を学んでいくためには、基本的な発音や文法、語彙を習得した上で(する過程で)、自分の興味関心に応じた学びをしていくことが必要不可欠。完璧な英語を目指そうと思ってもつまらないし、続かない。目的、目標、モチベーション。
●発音は、ハチャメチャと完璧の間を狙う
→中学生に対してもっと音声学的指導を!
●語彙を増やすためには、たくさん読むこと
→多読、精読、辞書学習、コンテクスト…とにかく大量にインプットして英文に触れる時間を多くする。
●文法が間違っていると「教養がない」と思われる
→「伝わればいい」は恥をかく。センテンスが組み立てられないと、高度でまともな話ができなくなってしまう。
●好きなこと、関心があることで英語を学ぶ
→授業における「内容」や多様な教材によるアプローチの重要性。
●デジタル英語学習では「感性」を養う
→「記憶」という面ではアナログ学習の方が優れている?多様な媒体から得た情報を「理解」し、「吟味」する感性を養うために、デジタルも必要。
●動機づけとしての外国映画
→映像で異文化に触れながら、日英、英日の言語間を行ったり来たりしながら学習することができる。
●「仕事で必要な英語」も千差万別
→いずれの職にしても、やらないと仕方ない状況に身を置き、「慣れるまで習う」努力を怠らないことが重要。

英語に限らず、語学は生涯学び続けるものである。辛く、苦しい面も多々あるが、学び続けた先に必ず新しい世界が待っているはずである。真の英語プロフェッショナルである鳥飼先生でさえ「言語は生涯かけ学ぶもの」「自律した学習者として常に新たな出会いを求め、自らの道を切り拓くことが、英語学習」と断言されるのだから、楽して身につくなどとは考えてはいけない。

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2024年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

Eテレでの鳥飼先生の教え方や解説は大好きであるが、書籍となると言いたいことがぼやけて薄く広がって感じてしまう。ただ第一部第3講の「精読」と「多読」の大切さは身をもって実感している。

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2024年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

英語学習は格闘だ!

英語を何のために学ぶのか。そこから発展して、どのように英語を学ぶのか、つまり英語の学習法に注目した本。外国語教育をかじっていたものとしては、なるほどと思う話がたくさん。

結局は自律性。自分で必要性と目標を持っていることが外国語学習には必要である。特に英語学習は日本において、普段使う言語でもないし、自ら学びにいかないとインプットもアウトプットも足りない。

いわゆる4技能の何に重点を置くかさえ、それぞれの動機によって異なる。だからある意味中高生が受験のために丸暗記するのは理にかなっている。でも英語もとい外国語学習の醍醐味はそこではないと思う。著者も記しているが外国語が異文化との出会いであり、非ネイティブとのコミュニケーション手段であるとするなら、もっと気楽に考えてよいが目標を明確にして学ぶ。

高校における海外語学研修の経験者のコメントが興味深かった。語学力というより価値観の形成や精神の深みにつながっている。高校生という時期に異文化を知ることの大きさ。そこから外国語だけに限らず学ぶ意味と目標を見つけられたなら。

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2024年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

英語は文法も大事だし、発音も大事で、多読をすることが英語を伸ばすのにいいと分かった。会社では英語は会話もだけど、メールや文書を書くときのためにライティングがより重要だと知った。精読と多読を組み合わせて、なるべく毎日英語に触れて、継続して勉強しよう。語学は継続が大事だと作者も言っていたので、めげずに続けたい。

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2021年07月16日

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