あらすじ
1890年9月の夜半、オスマン・トルコの軍艦エルトゥールル号が、現在の和歌山県串本町で沈没。遭難した乗員たちの救出活動を、島民は懸命に行う。そして時が経ち、1985年冬、イランイラク戦争のさ中、イランの首都テヘランに取り残され、命を脅かされていた日本人たちがいた。人々の選択と決断、そして、「ありがとう」の連なり。『もやしもん』『純潔のマリア』『惑わない星』の石川雅之が、国と国、人と人の絆を描く。
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全日本国民が読むべき
本気で困ったことなど、そうそう起こるものではない。だからこそ、起こったときには助け合うべきだ。
日本にはかつて「仁義」という美徳があった。
彼の国はかつても今も東西の間で揉まれ、軋みを上げている。揉み潰されるような軋轢だ。
せめて、彼らの苦鳴を聞き逃さないように耳をそばだてよう。それが聞こえたときにすぐに手を伸ばせるように。
購入して絶対後悔しない一冊!
もやしもんが好きで、石川雅之先生の作品と言うだけで購入しましたが、日本人は絶対に読むべき作品だと思います。この物語の事件を知らなかったのですが、大変感動し、考えさせられました。