あらすじ
いじめを苦に自殺したあいつの遺書には、僕の名前が書かれていた。あいつは僕のことを「親友」と呼んでくれた。でも僕は、クラスのいじめをただ黙って見ていただけだったのだ。あいつはどんな思いで命を絶ったのだろう。そして、のこされた家族は、僕のことをゆるしてくれるだろうか。のこされた人々の魂の彷徨を描く長編小説。吉川英治文学賞受賞作。
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Posted by ブクログ
この本に出会えた事を感謝したい。私は今まで様々な本を読んできたが1番良かった。この本から学ばされたことを忘れないでいたい。
私はあと1年程で中学2年生…そうフジジュンが死んだ時と同じ歳になる。テレビでたまに見かけるいじめによる自殺。泣いて気持ちを話す親。なんだか遠く感じていた。でも、この本を読み進めるにつれてなんだか胸がだんだん苦しくなってきた。私も十字架を背負わされるような気がした。辛くて苦しくてどうしようもなくて何度か本を閉じてしまった。
親はこの苦しみから解放されたくなかったのかもしれない、その言葉を読んだ瞬間、頭に電流が走った。上手くあらわせないがこの言葉が本当に好きだ。また、ナイフを刺される痛みと十字架を背負う痛み。この考え方にも感銘を受けた、今まで思っていた痛みは十字架なのだそしてまだ解放されてないのだ。そう気付かされた。
道徳で痛いほど聞かされる傍観者にはなっていけない、分かっているが出来ない、その考えは今も変わらないがこのほんを読んで変わった気がする、何かは分からないけど変わった気がする。
書きたいことがまだ沢山ある。けど、言葉に出来ないのがとてもとても悔しい。ぜひ、1度読んで見てほしい
Posted by ブクログ
人間って、死にたくなるほどつらい目に遭ったときに絶望するのかな。それとも、死にたくなるほどつらい目に遭って、それを誰にも助けてもらえないときに、絶望するのかな
Posted by ブクログ
『人は、死にたくなるほど辛い思いをした時、それとも死にたくなるほど辛い思いをした時に誰も助けてもらえない時、どちらで絶望を感じるのか』(省略)
読んだ直後は即後者を選んだ。
あと一歩前に出たら空(くう)、なんなら崖の淵に足半分出ちゃってる様な、少しでも重心をずらしてしまったら終わるそんな状況を想像したから。
でもこの状況の時にはもう既に虚無かとも思い直した。やっぱり分からない。
『寂しさは、両方で分かち合うものではない。自分は寂しがっていても相手も同じように寂しがってるとは限らない片思いみたいに。相手がそばにいないから寂しいのではなく、そばにいない相手が自分が思うほどに自分のことを思ってくれていないんじゃないかと寂しい。その寂しさが寂しい。』(省略)
が1番好き。本当にそうだと思う。しっくりきた。
涙が溢れ出る程の感動というより、じわじわとしんしんと感情が積もる感じでした