【感想・ネタバレ】十字架のレビュー

あらすじ

いじめを苦に自殺したあいつの遺書には、僕の名前が書かれていた。あいつは僕のことを「親友」と呼んでくれた。でも僕は、クラスのいじめをただ黙って見ていただけだったのだ。あいつはどんな思いで命を絶ったのだろう。そして、のこされた家族は、僕のことをゆるしてくれるだろうか。のこされた人々の魂の彷徨を描く長編小説。吉川英治文学賞受賞作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人間って、死にたくなるほどつらい目に遭ったときに絶望するのかな。それとも、死にたくなるほどつらい目に遭って、それを誰にも助けてもらえないときに、絶望するのかな

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2025年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『人は、死にたくなるほど辛い思いをした時、それとも死にたくなるほど辛い思いをした時に誰も助けてもらえない時、どちらで絶望を感じるのか』(省略)
読んだ直後は即後者を選んだ。
あと一歩前に出たら空(くう)、なんなら崖の淵に足半分出ちゃってる様な、少しでも重心をずらしてしまったら終わるそんな状況を想像したから。
でもこの状況の時にはもう既に虚無かとも思い直した。やっぱり分からない。

『寂しさは、両方で分かち合うものではない。自分は寂しがっていても相手も同じように寂しがってるとは限らない片思いみたいに。相手がそばにいないから寂しいのではなく、そばにいない相手が自分が思うほどに自分のことを思ってくれていないんじゃないかと寂しい。その寂しさが寂しい。』(省略)
が1番好き。本当にそうだと思う。しっくりきた。

涙が溢れ出る程の感動というより、じわじわとしんしんと感情が積もる感じでした

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2023年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

重松清さんはなんか苦手なんだよなぁと思いながらもあらすじから興味を持って購入。いじめを理由に自殺をした少年といじめを見て見ぬふりをしたクラスメイトたち。人生を大きく狂わされた家族の悲しみと怒りが、遺書に名前が書かれていた「僕」の戸惑いが、これでもかというほどに感じられました。特に前半は読んでいてとても痛かった。残念だったことは人がきれいに描かれ過ぎていて、本当に暗いところには手が届いていないようで。歯がゆい。作品として丸くまとまり過ぎてるように思いました。考えさせられる、読めて良かった作品です。

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2026年03月23日

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