【感想・ネタバレ】蚊トンボ白鬚の冒険(下)のレビュー

あらすじ

黒木は暴力団に巨額の損失を与え、追われる身だった。その行方を知るべく、彼らは卑劣な手段で達夫を脅迫した。そこに凶悪獰猛な赤目の男・カイバラが介入、達夫の恋人・真紀を誘拐する。そのとき皮肉にもシラヒゲの能力は尽きようとしていた。カイバラの挑発に単身敵地に乗り込む達夫。はたして真紀を無事救出できるのか。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

倉沢達夫カッコよすぎです…。にしてもラストは予想外。でも半端なエピローグをつけられるより後味に渋味があって…ハードボイルドですね。

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2010年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

下巻は 難しい説明多くて 若干手こずった。
まぁ 途中から そういうところは読み飛ばしたケド 笑。
カイバラ おそるべし。
こういう粘着質な感じが 1番コワイんですけど。
達夫 死んじゃうなんてなぁ。
想定外の結末。
でも 相棒の蚊トンボと一緒に逝けたのは 達夫的には良かったのかなぁ。
それにしても この不自然で 語弊はあるけど陳腐なストーリーに全く抵抗なく入っていける。これが藤原伊織ワールドなんだろうなぁ。他の人じゃムリ。
もっとたくさんこの人の作品読みたかった。
ほんとに残念。

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2018年04月01日

Posted by ブクログ

まさにハードボイルド・ファンタジーな展開と結末。
シラヒゲとの共生、<恋と冒険>の行方にハラハラドキドキした。
達夫かっこよかったな◎

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2011年04月21日

Posted by ブクログ

ハードボイルド・ファンタジー

とても変わった物語ですが、
個人的にとっても好き。

テンポのよい軽妙な会話

センスがとても好きです。

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2010年12月29日

Posted by ブクログ

 ある夜、パチンコからの帰り道、達夫は頭の中で、奇妙な羽音を聴いた。はじめは空耳と思った主人公だったが、とつぜん自分の意に反して指が動き、くすねてきたパチンコ玉を、弾丸のような勢いで弾き飛ばした。
 自分の頭のなかに寄生しているという、シラヒゲと名乗った蚊トンボとの、奇妙な共同生活は、そんなふうに始まった。
 シラヒゲがもたらしたその能力をつかって、暴力沙汰にまきこまれた知人を助けたことをきっかけに、達夫はやがて、裏社会のとある事件に巻き込まれ、暴力団と本格的に対決する事態になっていくが……

 ストイックで男気のある主人公、ハードボイルドな展開、暴力、やくざ等々、藤原さんのほかの作品群と共通するポイントも多いのですが、大きく違う点はふたつ。主人公が20歳の青年と、ほかの作品に比べてぐっと若いこと。それから、蚊トンボが脳内に寄生して話しかけてくるようになる……というファンタジーな設定。

 藤原さんが描かれる主人公は、ストイックで無鉄砲で、保身とは縁のないようなイメージがありますが、主人公が若いと、無鉄砲さのニュアンスが、またちょっと違いますね。ほかの作品の主人公たちの渋い魅力もいいですが、こういうのもいいなあ。

 上下巻だったのですが、派手で勢いのある展開に飲み込まれ、一気に読みきりました。シラヒゲをはじめ、敵味方それぞれのキャラクターが魅力たっぷり。劇画的といっていいかどうか、リアリティよりも娯楽性を求めるならば文句なしに最高。解説にて藤原伊織さんご自身の評が紹介されていたとおり、まさにハードボイルド・ファンタジー。

 私はすでにファン補正がはいっているかもしれませんし、奇抜な設定やいかにもフィクション的な展開が苦手という方には、強くはオススメできませんが、さておき、すごく面白かったです。

 ところで、どうやら藤原伊織さんの既刊で私が未読だったのは、こちらが最後のようです。私は藤原さんがお亡くなりになったあとではまったファンなので、最初からこのときが来るのは分かっていたはずなのですが、なんていうか、すごく寂しいです。ファンに惜しまれながら去るというのは、作家さんの人生の幕としては一種、最高のかたちかもしれませんが、それにしても惜しまれます。

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2010年09月07日

Posted by ブクログ

この人の作品は案外突拍子もない展開が多い気がするのだが、何故かすんなり受け入れられる
主人公の性格付けによるところが大きいのかな
異形の相棒との共生、というのは寄生獣を思い起こさせる
情報栽培、というのもイイ
しかしこの終わり方は…うう

超人化した配管工が(えらく年上の)お姫様を悪者から助ける……

ハッ!…スーパーマリオだ…

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

とても満足でした...あとがきにファンタジーハードボイルドってありましたけどその通り!藤原さんてこの手の物が凄く面白いと思います。また期待してます

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

藤原氏のファンタジー作品!
最後に向けての盛り上がり、そして壮絶な・悲壮な結末・・・読んで見てください。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

自分からどんどん厄介ごと招いておいて、なんでこんな厄介ごとに巻き込まれるんだと…。
ハードボイルドが若干空回りしている感じ。
相変わらず、そんな20代はいないでしょ、という思考としゃべり方。
蚊トンボとやり取りは面白かったけどね。

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2017年09月03日

Posted by ブクログ

物言いたい点は多々あるけれど、単純に面白い。
蚊トンボがいいね。
どうすりゃ、こんな設定が思いつくんだ。
世界もキャラ全員も無理だらけなのに、不思議としっくり感情移入してしまう。
ただ、ラストは私は気に入らない、
カイバラはけっきょく目的を遂げたんじゃないかい

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2016年10月21日

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ネタバレ

文句なし!

いっつも終わり方男らしいというかニヒルというかハードボイルドだな。ハッピーエンドはみたことない

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2011年02月16日

Posted by ブクログ

ナゼか蚊トンボですが、けっこう夢中で読みました。
納得のいかない点は、2,3……。くすん。
藤原伊織好きのハードボイルド好きは、読むがいいと思います。
あぁ、もっと読みたいのに、作品が増えることはもうない
のですね……。くすん。

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2009年12月02日

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